「きのう何食べた?」っていうコミックはずっと好きで
いまだに図書館で借りて読んでいる。
実写化されてドラマにもなってそっちも見てる。
男性カップルの話なのだけど
毎日の生活は男女のカップルとそんなに変わらなくて
話の中で出てくる毎日の食事はいつもおいしそうで
仕事から帰って作る簡単なものから休みの日に作る本格的なカレーとナンや
クレープなんかも出て来て
下手な女性よりもまめに作ってるから
「こんな恋人、私が欲しい」と思う。
この前読んでた19巻でピーマンの肉詰めが出てきたので
久々に作ってみようと思った。
いつも分量など計らずに適当に作ってピーマンと肉だねが
分かれてしまったりして、「肉詰めってこれよくあるんだよな」なんて思いつつ
おいしかったからいいか、で済ませてきたけど
たまには書いてある通りにやってみますか。
洗ったピーマンは縦半分に割って、へたと種を取る。
最近は種も食べられるのだから何も取らずに肉を詰めて焼く、って
レシピも多いから、好きな人はそっちでいいかも。
この種やわたが肉だねを固定させてはがれにくくなっていいとか
種も火が通ると全然分からなくなるとか。・・・・ほんとか?
中身を取って並べたところ。いや並べなくていいんだった。
肉を詰めた時にはがれないように粉を(片栗粉でも小麦粉でも)
まぶす作業があるので
私はポリ袋にピーマンを全部入れて粉をパパっと入れて
シャカシャカ振り回す。こうすると簡単に粉がまぶされる。
内側だけでいいのだけど外にもしっかり付いてる。あははは。
でもって肉だねを詰めて あんまり山盛りにしないのがいいんだって。
いよいよフライパンで焼く。
。
肉の面をフライパンにつけて焼いて、いい色に焦げ目がついたら
肉の面を下にしたまま、水とケチャップ、ソース、めんつゆ、酒を
入れて蓋をしてコトコト。
水分が飛んでトロッとして来たら出来上がり。
ピーマンの肉詰めはピーマンと肉だねがはがれやすいところが
いつも困っていた。
そっか、途中でピーマンをひっくり返さないで
蒸し焼きにすればよかったんだ。
いつも何個かは皮がはがれていたのに
今回は一つもはがれなかった。簡単な事だったのに
何で今までひっくり返していたんだろう。
コミックに教わることもあるんだな。
食事って初めてのものはレシピ通りに分量を測ったり
切り方を揃えたりやってるのに、作りなれたものは
ついつい自己流でやってたんだな、と思ったり。
料理本や料理番組で紹介しているものは
その調味料の量を決めるために何度も作り直すそうだ。
ある料理家はもう何年も料理番組に出てるベテランなのに
翌日の料理番組の収録前には寝ていても考えるそうだ。
大さじ2のしょうゆを「いや、大さじ1.5がいいのかも」という感じで
収録のぎりぎりに変更したり
細かく調整するという話を聞いた時、とても驚いた。
そして他の料理家の話では、本にするまでその家族は何度も何度も同じ料理が食卓に並び
嫌というくらい同じ料理を食べることになるとか。
もちろん、料理家によってはみんなそうではないだろうし
本の評価を見ると「どれも味が決まらずまずかった」なんて
評価がとても悪いものもある。
味覚というものはみんな違うから誰かがおいしいと言っても
すべての人がそう思うはずはない。
ただ、どこかで紹介してるのは、私たちが
知らないところで何度も微調整を繰り返してるのかも。
大胆に大雑把に作っておいしいものもあるのだけど
たまには料理家のレシピにそって
丁寧に作ってみるのもいいのかも、と思った日だった。
前にやってたブログにも「きのう何食べた?」のことは
書いてました。
こちらも よかったら。
↓
だからどうした:普通のしあわせ