夫とテレビを見ていたら
おもしろい調査報告をやっていた。
信仰心が厚い国 ランキング だって。
どうやってその順位が決まるかと言うと
「日々の生活で宗教は重要な部分を占めていますか?」
という質問に対する標本の回答に基づいていて
質問に「はい」と答えた人の割合は世界平均で82%(中央値)。最大値は100%
最小値は14%となっており、ばらつきも大きい。
日本って こんな小さな国のあちらこちらに神社仏閣があり
何かの宗教や神様を信じてる国のように思うのだけど
日本は25% 143ヶ国中136位だって。
つまり ほとんど宗教は信じてない。ってことのようだ。
神社と言えば
初詣から始まり 安産祈願だ 行きたい学校に受かりますように、
就職できますように いい相手に巡り合えますように 病気が治りますように、と
その困ったときだけ何かにお願いすることはするのだけど?
私自身は何かの信者ではないし 何かを神様にお願いした記憶はない
まめにお参りしてる人ならともかく、たまたま出かけた先に神社があって
その時に一緒にいる人が「お参りしよう」と言われれば行く、くらいのもので
小銭をお賽銭箱に入れたくらいで何かをかなえてもらうなんて
そんな都合のいいことはないよな、と思っている。
だから手を合わせることはするけど、何もお願いはしない。
家族が健康でいて欲しいとは思うし犬も元気でいて欲しいし
腰痛もよくなるに越したことはない
仕事先の嫌な奴と会わずに済むなら
そうしてもらいたい。でもほんの100円やそこらで
そんなお願いは無茶というものだ。
で、
順位を見ると実際のところ、「それほど信じちゃいない」ってこと?と
テレビを見ながら2人で吹き出す。
いやいや、私は信じてる、って人はきっといるんだろう(25%ほど)
日本ってそういう国なんだろうな。
じゃ、なんであんなに神社仏閣があると、お参りしたがるんだろうか
習性だろうか 赤い鳥居があると何か引っ張られてしまうのか
何だかお参りすると厳かな気分になるのか
人間のドロドロした部分がちょっと清められたような気になるのかも。
おさいせんを入れたり手を合わせ、お参りして
おみくじ引いたりお守り買ったり、御朱印をスタンプラリーのようにコレクションして
何かいいことした、って気持ちになるのが好きな人種なのかも。
またはそういう一連の行動が何か安心するのかも。だって136位だもの。
そしてイベントが好きな日本人
本来の意味など知らなくてもにぎやかで華やか 楽しいものが
好きなものだから、クリスマスでもハロウィンでもバレンタインでも
いいとこどりして楽しんじゃってる おめでたい国ってことなんだろうか。
日本では八百万(やおよろず)の神ってのがいて
自然界のあらゆるものに神様は宿るという考えだそう。
だからクリスマスや結婚式だけ「にわかキリスト教」でも
きっとそういう神様なら大きな心で受け止めてくれてるんだろう。 なんてな。