K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

削り完了

2007年03月19日 | ロッドビルディング
画像が今回の真竹ロッドのティップセクションのヒラキである。
接着剤を塗る側、つまり裏側である。
いつもながら雑なつくりでお恥ずかしい。
しかし、先端部分は1ミリないので、かなり繊細な作業になる。
トンキンに較べ、真竹は繊維が細く密度が低いので、ちょっとした不注意で折れる。
それを考えれば、まあ、これくらいで勘弁してやろう。

前回折れた原因を考え、出来る対策は十分に?するつもりだ。
その原因とは…
第一に、調子に乗って虹鱒のデカイのを何匹か引っ張りまわしたこと。
第二に、フェルールを軽量化しようと、サイズの合わない物を無理に装着してしまったこと。
第三に、ラインが枝に絡んでいることに気付かずにシュートしてしまったこと。
第四に―これが一番の原因だが―酷使したこと…

この真竹ロッドは、自分で言うのもなんだが、バット部分は捩れている、隙間だらけ、安物のパーツを使っているなど、見栄えが良いとはとてもいえないものだ。
しかし、前にも触れたが、とても愛着のある大切なロッドであり、他のどれよりも使いやすいのだ。

それだけにいい加減なやり方ではなく、きちんと復活させたいという気持ちはあった。
それゆえ一年もかかってしまったのかもしれない。
本当は、日曜のうちに接着したかったのだが、接着剤の在庫切れ…
次の接着は、全工程の中で私にとって最も緊張するものだ。
でもそれが終われば、復活はもうすぐだ。

コメントを投稿