この直後、流れの緩いところで魚をキレイに撮ろうと移動したところ…
見事転倒!
幸運にもカメラだけは何とか水没を免れた。
手にカメラを持っていただけに、間一髪!
確かにホームは一昨日の雨で、いつもの倍くらい水量があった。
出ないだろうと思っていたところ、連続して出たので少々慌てていた。
しかし、川での転倒は危険!
大いに反省すべし…
岩に打ち付けた大腿部が痛い!
我がホームは、小規模な流れなのだが、その割には大物が釣れる。
それは、下流にダム湖があるから。
だからといって釣堀のように安直に釣れるかといえば、決してそうではないのでお断りしておく。
例年3月中旬に成魚を相当数放流するのだが、昨年のここの渇水により成魚が確保できず放流ができない状況にある。
そんな中、釣りバカの私たちのために、限られた数ではあるが成魚を先月入れてくれた。
しかし、その半数近くは、既にサギ、カワゲラ、そしてミサゴに食べられてしまった。
そんな状況で、竿を出す前に川に入り、倒れて流れに覆いかぶさっている竹などを5~6本くらい切った。
もちろんここの管理者の許可を得てのこと。
そこはいずれも1級のポイントだが、バシャバシャ人が入れば、普通ならしばらくは釣れないはずだ。
スタート地点に戻ると、餌師の方が準備をしていた。
装備、その他から判断すると、相当なベテランだ。
さすがベテラン、私の方が先に来ていたので、先をゆずってくれた。
もちろん、餌の方が毛鉤より有利と思ってのことだろう。
私も、先行されたらかなうはずがないと思った。
一回目、瀬でライズしていたのを一本獲り、一本バラした。
他はカワムツばかり。
戻ると、しばらく状況について話し、いよいよベテラン餌師のスタート。
釣り始め少し眺めてみたが、ポジション取り、餌の流し方、やはり相当な場数を踏んでいる。
「これはもう今日はだめだなぁ」と、帰ろうかとも思った。
でも、例のネコにまだ会っていないのでもう少し待つことにした。
しばらくすると、オジサン戻ってきた。
「全然だめ、ハヤしか釣れないよ!」
確かに私が散々釣った後なので、相当場は荒れていたに違いないのだが…
しばらく二人で近くのいろんな釣り場の情報交換をした。
そして、私の2回目のスタート。
悲しいかな、狭いゆえ魚には逃げ場がない。
さらに、生きるためには、危険を承知で流下する虫を食べなければいけない。
しつこくポイントを流すと、つい釣られてフライに食いついてしまうのであった。
だから釣りなのか!
一回目より多く2ゲット3バラシであった。
有利な状況として、コカゲロウのハッチが始まって、魚がウワついてきたのは確か。
半ば諦めていた状況で、魚が出たのでつい興奮し、撃沈!
最後の1匹など写真を撮ることすら忘れていた。
今思うと、たいした怪我がなくて本当によかった。
――――追記――――
連日の雨でかなり水量が復活した。
ちょうど桜の散る季節となり、ワカサギが上がっている。
しかし、それを追かけてくるはずのフィッシュ・イーター化した銀化ヤマメの姿が全く見られない。
状況の悪かった昨シーズンでさえ、私のキャスティングでは届かないところでジャンプしてこちらを挑発?していたのに…
例年のようにインレットまで上って来ることはないのか!
目の前で小魚を追い回すあの精悍な姿を是非見せて欲しい。
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