K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

ハーディ・ライトウェイト・レインジ

2007年02月27日 | フライ タックル
いつの間にか、同じような糸巻きが、3個になっているではないか。
「フライ・リールはただの糸巻きだから何でも良い。」なんて言ったのは誰だ!
巻いている糸まで同じような色なので、余計に紛らわしい。
実際は、糸の種類がみな違うのだが…

この糸巻きの70'sくらいまでを、マニアな方々は、“Petit old Hardy ”と呼ぶらしい。
これが登場したのは、一説によると1950'sとのことだ。
なんと40~50年もの間、生産され続けてきたことになる。
その間、何度かマイナーチェンジはあったが、基本デザインに変更はないそうだ。

画像の3個の中で、中央が現行のフェザーウェイト(値上げ前)。
その右が、70's?の同じモデル。
さらに、左の一番大きい物はライトウェイトで、おそらく60'sだ。
右の2つは、ダイキャストと削り出しと、作り方が全く異なる。
それにも拘らず、スプールには互換性がある。
センターシャフトとクリックブレーキのギアーの径は、3個とも同じである。
なるほど、部品の共用性が高ければ、製造コストの点で合理的だ。

同じデザイン、規格で何十年も作り続ければ、普通なら飽きられてしまう。
でも、この糸巻きにはそれが当てはまらないらしい。
また、使い込んで傷だらけになっても、みすぼらしさなどなく、愛着すら涌いてくる。
古い物でも市場価格は、結構高いようだ。
大切に使っていれば、物によっては、購入時より値段が下がることがないそうだ。
私の場合、転売するわけではないので、そんなことはどうでもよい。
もちろん、高価(現行品の新品価格!)なら手が出ないのだが…

この糸巻きは、構造が単純で、古くなっても実釣用として普通に使える。
私のフライ歴とほぼ同じ二十数年前の国産リールを持っているが、残念なことにシャフトの固定が緩くなり、すでに現役を引退した。
メインタックルではなかったので、使用頻度はそれほど高くはなかったのだが…
両端のモデルはそれよりずっと古いのに、まだ現役バリバリだ。
     ハーディについては、風雲西洋毛鉤釣師帳を参照されたい。
     http://www.ne.jp/asahi/tight/lines/History/index.html

もうすぐ解禁、これで準備万端整っただろうか?
フライは? ロッドは? ウェーダーは? 
後は、釣り仲間と連絡を取って、どこに出撃するか決めなくては…
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  My curtis cre... | トップ | システムのバージョンアップ »

コメントを投稿