完成試験

新しく作ったロッドの完成試験。
家の近くではこのところ雨は降っていないが、いつもの川は増水。
おまけに葦が伸びて、遡行困難、キャスティングも相当神経を使う。

思えば、ゴギ番長 とＫプロとゴギ釣りに行って以来、久々の渓流。
まずは駐車場で試し振りすると、思ったとおりのアクション、おまけに軽い。
バンブーロッドをあまり振ったことのない方にも、違和感なく使ってもらえるだろう。

さて、釣り開始、久しぶりなので転倒しないよう気をつけて。
条件はきわめて悪いが、完成試験と割り切って、ボ　を覚悟。
ボサの間を縫う様にポイントを攻めるが、一月ほどのブランクのおかげで、合わせがうまくいかない。

ロッドは狙ったポイントにスパスパ入るので、魚は出るのだが小さくてフライが飲み込めない…
途中雨が降り出し、状況はさらに悪化。
“これ以上強くなって濁りが出てきたらテスト中止だ”早々にアキラメモードか？

やっとの思いでボサを抜け出し、少し大きなポイントに出た。
両側から張り出した葦を縫うようにキャストしなければいけない。
ここはかなりの確率で魚が着いており、葦にラインを掛けないように一発で決める必要がある。

はやる気持ちを抑えるため、ボサの間を釣るのに少し短めにしていたティペットを長いのに換える。
第１投、ねらい通り、ポイントの少し上流にフライが入った。
魚は岩陰から流れを横切るように出て来て、フライを吸い込んだ。

魚とのやり取りの感触はバンブーならでは、寄せるとグッドサイズのアマゴ、もうサビが入っている。
特徴からして、こいつを釣ったのはおそらくこれで3回目か4回目だぞ。
ここは餌釣りもよく入るところなのに、これまでよく残れたものだ。
でももうちょっと大きくなっててもよいのに、ま、禁猟までもう一回釣ってやるから。
その時まであと3センチ大きくなっていていてね。　

雨がひどくなり、もう一本のプロトはテストを断念。
今回の2本は、同一テーパーではなく若干ミッドを変えていたのを思い出した。
この違いがどうアクションに影響するかを確かめるのが今回のテストの目的なのだ。
早いうちにもう一本の方を使ってみなければ…


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