0-4。2試合で9失点。
あの堅実で、屈強な守備を誇る、大分トリニータがボロボロだ。
あの、一昨年の運命の浦和戦で見せたような、しつこいまでの粘りのボールに対する寄せがまったくなくなっている。決してDFだけのせいではない。あの時は全員で守備、全員で攻撃を連動させていた。
この屈辱感。選手は本当に感じているのだろうか。
間違いなく、GK西川周作だけは感じているに違いない。この2試合、9失点をあび、180分間・・・耐え難い時間を一番間近に感じていたのは周作である。その悔しさは他の誰も感じることの出来ない辛さだと思う。それを思うとこちらも耐え難いである。
何がおかしいのか。あせっているのか。昨年までの強さは一体どこに行ってしまったのか・・・
あの浦和戦後、マグノのいった、大分はまだ死んでいない・・・あのスピリットを思い出せ!
今日唯一のうれしかったこと。マグノアウベス。敵チームのエースながら、試合前の練習ひきあげのとき、こちらのサポーター席へ近づき、満面の笑顔で身を乗り出し、手を振ってくれたこと。遠慮がちなところがとても感じよく、やはり大分でもっとも愛された外国人選手だ。マグノの笑顔をみると涙がでてくる・・・