ただ今アレンジャーさんの勉強中
中森明菜さんへの提供曲は萩田光雄さんのアレンジが多いけど、斉藤由貴さんへの提供曲は7曲全てが武部聡志さんのアレンジだ。
そもそも彼女のデビューから4年間の作品はシングル・アルバム全ての曲が武部聡志さんのアレンジなんだそう。
今までは来生さんの提供した7曲のうち「雨のロードショー」「花嵐」がお気に入りでよく聴いていたのだが、今いちど7曲全てを聴き直していたら「コスモス通信」にハマった。
「コスモス通信」
白い雲の飛行船が風に追われてく
遠い街のあの人に元気と伝えて
格子縞の綿のシャツを今も着てるかな?
翳りひとつ無い眼は昔のままかな?
遠い街のあの人に元気と伝えて
格子縞の綿のシャツを今も着てるかな?
翳りひとつ無い眼は昔のままかな?
もしもまだ 私の写真飾ってたら
その横に コスモス添えて来てね
もうじき冬が雪のペンキですべて消してく
でも私の心まで消せない
その横に コスモス添えて来てね
もうじき冬が雪のペンキですべて消してく
でも私の心まで消せない
背は同じ位だけど今はノッポかも
二人乗せた自転車も小さくなったわ
地平線に続く線路そっと立ち止まり
汽車の汽笛聞くたび胸が熱くなる
リンゴの木の下に 埋めたブリキの箱
ビーズでこしらえた 指輪ふたつ
二人乗せた自転車も小さくなったわ
地平線に続く線路そっと立ち止まり
汽車の汽笛聞くたび胸が熱くなる
リンゴの木の下に 埋めたブリキの箱
ビーズでこしらえた 指輪ふたつ
もうじき冬が雪のペンキですべて消してく
でも私の心まで消せない
でもね 彼がきれいな娘と腕を組んでたら
遠い街にいないとそっと嘘ついて
雲の飛行船 La La La La・・・・・・
歌詞は松本隆さん。
来生さんと松本隆さんの組み合わせの曲は結構あって、えつこさんの歌詞の作品とはまた違った雰囲気の「情景が見える歌詞」をたくさん書かれている。
この曲、初めて聴いた時は特に何か感じるようなことも無く、歌詞もスルーしてた。
なのに、急にキタのだ。
私の好きな、来生さんの可愛い系メロディーライン。
飛行船に見立てた白い雲に、心の中で語りかけるような歌詞。
「格子縞の綿のシャツ」
格子縞ってチェック柄の事なのね。
あえて格子縞っていうところが松本隆さんなんだろうね。
「地平線に続く線路」
「リンゴの木の下」
「もうじき冬が雪のペンキで全て消してく」
どこか雪国であるとは思うけど、何となく北海道の広い草原をイメージした。
それとジブリアニメにありそうな情景が浮かぶ。
都会に行ってしまった彼を思う気持ちを歌う斉藤由貴さんの儚げなボーカル。
明菜ちゃんとはタイプが違うけど、彼女も独特の世界観で歌を表現するシンガーだと思う。
最後の「ラララ…」
ここに色んな思いが詰まっているように感じてウルっときてしまう。
この曲も間違いなく隠れた名曲だ。
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