毎年、この時期になると気になる場所があります。
それは、白神山地の玄関口のひとつ、西目屋村にある乳穂ヶ滝(におがたき)。
昨年は、残念ながら結氷する手前で崩れてしまったのですが、今年は、寒波の影響で見事に全面結氷しているということでした
訪れたのは、乳穂ヶ滝氷祭前日の夕暮れ時。
乳穂ヶ滝入口にある鳥居には、灯りがともされていました
真っ白な雪の上に浮かぶ赤い鳥居は、なんとも趣があります
鳥居をくぐると・・・
淡い光の奥に、目の冴えるような鮮やかな光が
階段を上りきったあと、目の前に現れたのは・・・
カラフルな光に照らされた、見事な一本の氷柱
「す、すごい」 あまりの美しさに写真を撮ることすら忘れてしまい、しばらくその場に立ち尽くしていました・・・
顔と手が寒さで悴んできたところで、ふと我に返り、あたりを見渡すと
一眼レフ、デジカメ、携帯・・・ 訪れた人々はそれぞれに、美しい氷柱をカメラに収めていました
全面結氷した落差33mの滝。想像はつきますが、近づいてみるとやはり凄い迫力です
滝を見上げるカップルと比較すると一目瞭然ですよね。
(※画像クリック)
滝の裏から見ると、さらに迫力が増します
おそらく、この二人の眼には、クリック後の画像のように映っているのかなぁ?と思われます。
結氷する前の滝の姿(コチラ)からは想像しがたいお姿に、ただただ見とれるばかりでした
ところで、冒頭にもでてきた「乳穂ヶ滝氷祭」は、毎年2月第3日曜日に執り行われます。
稲わらの燃え具合を見て豊凶を占う傍らで、参拝客は杉葉をいぶした煙を囲みながら神事を見守ります。
お告げによると、「今年は豊作になるけども、注意を怠らないように」ということだそうです。
また、昔からこの地域の農家の人々は、結氷した滝の太さや形状等によってその年の作物の豊凶を占っていたのだといいます。
今年の結氷は太さも形も見事ですから、やはり豊作になるのでしょうね
氷祭は終了しましたが、ライトアップは結氷が崩れるまで行われますので、みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね
凍結している箇所がありますので、足元には十分お気を付け下さい。
お車でお越しの際は、雪で道が細くなっている箇所がありますので、すれ違うときなどは特にお気を付け下さい。
§乳穂ヶ滝§
■住所 青森県中津軽郡西目屋村田代字名坪平
※白神山地ビジターセンター・ブナの里白神館周辺から、県道28号線を暗門の滝・津軽ダム方面へ向かって約2km、県道左側)
■問合せ 目屋観光協会(西目屋村総務課内) TEL 0172-85-2800
■ライトアップ期間 滝の結氷が崩れるまで(※お出かけの前に、上記問合せ先へ確認をお願いします)
■ライトアップ時間 17:00~22:00
■最寄駅 JR弘前駅(奥羽本線)/ 駅から車で約50分
弘南バス[川原平行き](※)で約1時間10分、「乳穂ヶ滝前」下車すぐ(※路線バス>弘前管内>相馬・目屋・岩木方面>弘前~大秋・川原平線(田代経由)を参照)
■西目屋村HP http://www.nishimeya.jp/
■津軽ダム工事事務所HP http://www.thr.mlit.go.jp/tugaru/index.html (今日の乳穂ヶ滝)
by ヴァ♪
手前の階段は、ディズニーランドにも似たワクワク感がすごいですねヾ(^▽^)ノ
本当に綺麗だなぁ~
鳥居の奥にあって、滝の裏側に行けるなんて、全国的にもかなりレアなのでは!?
私も、想像以上の結氷の大きさに驚いて、口があんぐり開いたままでした
実物は、もっと凄いですよ!!
ちなみに写真の階段は、正面階段脇にある(現在)立入禁止の階段です。
雰囲気があるのに入れないのは残念ですが、安全第一ですからね
とりあえず、写真で入った気分を味わってみました
そして、後ろから滝を眺めることができる場所はあると思いますが、“結氷した滝”を後ろから眺めることのできる場所は、全国にもそうそうないはずです。
(とは言ってみたものの、実際にどうなんでしょう?実は、私も詳しく知らないのです・・・)
いずれにせよ、一見の価値は大いにあることに間違いありません