新潟総鎮守(そうちんじゅ)=新潟すべてを鎮め守る神様や神社のこと。
千年以上前から新潟の発展を見守ってきたという「白山神社」
何度か立ち寄ったことはあり、お守りを頂いたりしてきた私も縁がある神社です。
昨年夏には初めて夏詣シーズンにお参りしてきました。
あれからもうすぐ1年、昨年は風鈴と映えに注目していたけど
今度はきちんと勉強しながらお参りしたいな…
と思い立ち、新潟市の白山神社へ行ってきました。
湊の先端にあった全国の様々な品が集まる商人の町「新潟町」
江戸時代には「北前船」という日本海を往復する大きな船が出入りし、お祭りは大いに賑わったとか。
万代橋が作られた明治時代の頃、白山公園を作るにあたり
周りにあった小さな神社を取り壊して、全てを白山神社に祀ることに。
現在は18の神様から様々なご利益があると言われているそうです。
新潟発の「北前船」には年貢のお米が沢山積まれて重量がありました。
行きと帰りで積み荷のバランスをとるため、帰り道の瀬戸内から重たい鳥居や狛犬が積まれました。
海上安全を祈り、白山神社に寄贈されたのがこの岡山・備前焼の狛犬。
日本で現存するなかで一番大きい備前焼の狛犬で、現在製作は不可能なんだとか。
二の鳥居からの一枚。
近くにこんな神様が祀られています。
歯苦散(はくさん)で、歯の神様!
歯の病気は放置しても治りませんので、何もなくても定期検診が大事ですよ。
前回からもうすぐ1年。
今回は「夏詣」より少し前の時期でした。
手水舎にはピンクを中心に花々が飾られていました。
紫陽花も見ごろの季節ですね。
雨にもかかわらず、多くの方々がお参りに訪れていました。
本殿で太鼓の音がしたので、ちょうどお祓いしていたようです。
お祓いを終えたあとの本殿 ↓
神社の主祭神「はくさんさま」は、『菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)』
『しらやまひめ』とも呼ばれている女性の神様。
イザナギとイザナミの夫婦喧嘩の間に入り、仲を取り持った神様なので
縁結びや夫婦円満、家内安全、縁結び、繁栄、災難払い、願いを聞いてくださるというご利益があるそうです。
そんな『くくりひめ』が名前の由来になっている「白山くくり石」。
開山1300年の節目に白山神社総本宮の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)から頂戴した御神石。
直接、石に手を触れることで「はくさんさま」の御力を授かれるんだそうです。
お参り後、御朱印を頂戴しに社務所へ向かいます。
季節限定の見開き御朱印がありました。
あまり見開きをお見掛けすることが無かったので、今回初めてお願いしてみました。
先に触れたとおり、他にも様々な神様が祀られていました。
(この後から雨が本降りになり、屋外撮影がままならず地図のみの撮影で失礼します)
そして頂戴した御朱印がこちら ↓
びっくりしたのは、ちゃんと御朱印用の撮影スポットがあること。
インスタなどのSNS宣伝も入っています。今時ですね (´◡`)
はす池に向かう頃、少し雨脚が和らいできました。
白山公園創設者の楠本正隆公の成家で使われていた水鉢だそうです。
白山公園創設者の楠本正隆公の成家で使われていた水鉢だそうです。
蓮の花の見頃は7月中旬頃からなのでまだ葉しかありませんでしたが、大きくて立派です。
2017(平成29)年3月、岩手県平泉町の中尊寺より譲り受け植樹された「奇跡の蓮」
「中尊寺蓮」とも呼ばれ、平安後期四代・藤原泰衡の首桶から採取されたという古代の蓮の種子を培養。
800年の眠りから覚めた蓮→「奇跡の蓮」と言われているそうです。
写真だと伝わりにくいと思いますが、葉が椅子になりそうなくらいの大きさ。
雨粒も弾かれたり、葉が皿のように受け止めて大粒の露となり風情がありました。
50年前の写真と比較。
50年前の写真と比較。
夏と冬なので蓮の有無という大きな違いはあるものの、大きな変化は無さそうです。
もう少ししたら「夏詣」の風鈴が沢山飾られたり、蓮まつりで蓮の花が見頃で綺麗な季節。
もう少ししたら「夏詣」の風鈴が沢山飾られたり、蓮まつりで蓮の花が見頃で綺麗な季節。
しかし「新潟総鎮守」見頃になると非常に込み合うだろうと思い、若干早めのこの時期に訪れました。
機会があれば、他の季節にまた参拝してみたいですね。