パフォーマンス

仕事でお付合いを頂くその初老の紳士とは、
お互いＪＡＺＺ好きである事が判った時から
急に仲良くお付合いをさせていただいている。

金曜もその方とご一緒。一次会で飲んだ後、
「もう一軒行こう。何処か良い店を知らないか」
と、お誘いを頂き、お連れしたのが
後輩君が経営されるジャズーバー・ゴードン。

店に入った時点から、その雰囲気が
とてもお気に入りの様子。
こういう方をお連れして喜んで頂けると
私の方までもが嬉しくなる。

木・金連続でこの店にやってきた私。
まさか二日連続でボトルキープするとは、
何たる呑み方？

そして待ちに待った彼の演奏タイム。
Ｈ女史のピアノの音色から始まる。
相変わらず美しいその音色。
(勿論Ｈ女史ご自身もお美しいが)

既に初老の紳士はピアノの音一つで感動。
にこやかに微笑みながらも、
マスター丼氏がどの様な音を発するのか
興味津々の様相で待ち構える。



そしてその時、思わぬ事態がやってきたのだ！　

マスター丼君、おもむろにサックスをくわえよう・・
とした、その時！！なんと事も有ろう、
彼のサックスのキャップが・・・







「ぴょ～ん」と宙を舞い彼のメガネ直撃！







なかなか素晴らしいパフォーマンス？　





しかし本人、笑いながらも
何ら動ぜず朗々と吹き始めたのであった。
勿論その紳士、その音色に驚嘆。
良い店を紹介してくれてありがとうの言葉に、
連れて来てよかったと再び思う。

そしてそんなお客様の前だったので
やや躊躇したのだが、マスター丼君に誘われ
私も下手糞トランペットを吹くことに。




たしかあれは３曲目。
Ｈ女史には、私がその曲しか吹けない事を
見透かされているかのように
既に譜面はその曲が広げられ前奏が始まった。









その時、再び思わぬ事態がやってきたのだ！　








私がおもむろに、
その第一声を吹こうとした


・・・その時である。












ぷすっ・・・・！






ん？






げっ、ピストンさかさま。。。。







なかなか最悪なパフォーマンス・・・・。







なんちゅうこと。
そういえば先日酔っ払って吹いた後、
ピストンの動きが悪かったので、
演奏後バルブオイルをさしたのは良いけれど。



・・・さかさまだったのね。。




トランペットをご存じない方へ解説
写真のようにピストンはねじ込み式で
このように抜くことが出来、抜いた側面に
バルブオイルをさし動きを良くさせます。
ところがこれは正しい入れ方があり、
正しい向きと１８０度反対で入れてしまうと
(上下１８０度では無く写真の手前と後ろ)
全く正しい音を吹く事が出来ないのです。


暗がりで逆さまのピストンを探す。
しかしこういうときに限って、
３本目にそれを見つけるもの。

その間、丼君呆れながら穴を埋める。





見事に動ずる私。
それでも何とか演奏を終え、
お世辞のお褒めを沢山頂いたのでありました。


金曜日お会いした皆様、
失礼いたしました。





ところでところで、
ＢＩＧ ＰＨＡＴ ＢＡＮＤファンの皆さん
新しい動画発見です。
まだ先日アップされたばかりみたい。
リードラッパウェイン居なくても凄いです。
やっぱこの３番ラッパの人、かっこいい。。




シリーズでいくつかありましたよ。
レアの人は参考動画いっぱいですので
時間を割いて研究しましょう！
エリック、やっぱりかっこよすぎです！！