予定変更

昨日少しばかり振れました予定変更の話です。

当初レアサウンズジャズオーケストラ今年の
ゴールデンウィークコンサートのゲストは、
私も憧れるあのチャック・フィンドレー氏。
一昨年秋共演させて頂いた余韻が未だ残る
素晴らしいトランペットプレーヤーである。

ジャズ界では当然有名人であるけれど、
アース・ウインド・＆・ファイヤー等でも
活躍をされていたという超メジャーな方。
それだけに正直再びお会いしたかった。

しかし、今回の東日本大震災に加えて起こった
原子力発電所の事故の影響により、
彼自身が下した判断は、自粛という物であった。

昨日自粛はどうか、などと書いてしまったが、
逆の立場に立った場合これは当然行けない。
したがってチャック氏の下した判断は
純粋にごくごく普通の事であり、
われわれは十分そのことを理解し受け入れた。

ところが世の中には色々な方がおられるもので、
この事態にあってでも代役を買って出てくださった
そんな心を持つプレーヤーが表れたのだ。

スコット・マーチン氏。サックスプレーヤー。



下に詳しくスコット氏の経歴を掲載するが、
これまた逆の立場に立った時、その勇気と、
その心の優しさが安易に分かるというものである。

毎回お世話になるプロモーター氏の話によれば、
やはりとても素晴らしいプレーヤーだとしている。
いずれにせよ彼は、音楽で日本に元気を！
と、そんな気持ちで来てくださるのだと思う。

だから我々はこのことをありがたく思い、
心から歓迎をする姿勢をメンバー全員で示し、
何より御来場頂くお客様に喜んでいただくよう
選曲が二転三転しようとも一生懸命練習し、
音楽が出来る幸せをかみしめたいのです。

チケットのぴあでの販売は、今暫くお待ち頂き、
青色日誌ご覧の皆様方には、この素晴らしい
プレーヤーに是非会いに来て頂けると嬉しいです。
是非ともよろしくお願いいたします。

彼の輝かしい経歴は以下の通りです。
　

　スコット・マーティン　Scott Martin

　　スコット・マーティンは14年以上にわたって
　　Poncho Sanchez Latin Jazz Bandで活躍。
　　その後自身がリーダーをつとめる
　　The Latin Soul Band で華々しくデビューした。

　　Poncho Band在籍時は世界中を旅して、
　　Ponchoとともに演奏、レコーディング、
　　作曲、編曲に参加。グラミーの
　　「最優秀ラテンジャズ演奏賞」を獲得したほか、
　　3度のノミネートもされている。

　　Ray Charles、Billy Preston、　
　　Sam Mooreをはじめ多くのソウル界巨匠と
　　レコーディング。Sex and the City など
　　テレビドラマの音楽にも参加した。

　　The Scott Martin Latin Sould Band は
　　日本、カナダなど国際ツアーをするかたわら、
　　ハワイ国際ジャズ祭、テメキュラ国際ジャズ祭、
　　KSDSジャズライブ、ブレアジャズ祭、
　　オクスナードジャズ祭、サンノゼジャズ祭など、
　　多くのイベントで演奏。

　　自身5枚目のアルバム「ONLY TRUST YOUR HEART」は、
　　ブラジルの興奮と感受性に満ちた鮮やかな色彩の
　　世界へ連れて行ってくれる名盤。ブラジリアンサンバ、
　　ボサノヴァなどの伝統を尊重しつつ、
　　ジャズ的観点からまとめられた傑作です。