昨日届いた業界紙に有った記事。
複写機メーカーリコーさんのものだ。
読みにくいといけないので一部転機すると、
1927年に発明された「陽画感光紙」は、
その後青焼き(ジアゾコピー)として親しまれてまいりました。
その販売のため1936年に設立されたリコー
(当時:理研感光紙株式会社)は、
このたびそのジアゾ複写機事業を終息させることとなりました。
長年にわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
以後略
私がなぜ「あおやき」を名乗っているかは、
折に触れこのブログでも記載してきたけれども、
当社創業時の商材であった正に青焼きに由来。
ここでの解説の通り、青焼きの事を我々は、
ジアゾ複写とも呼んできたのだけれども、
そのジアゾ80年の歴史に幕を閉じるとある。
当然業界に身をおいているのでこの事は十分承知。
既に2007年に上の写真に有る機械製造は中止され、
この程、この機械のメンテナンスも打ち切られる。
そして何より青焼きの基でもある感光紙の製造と
発色させるに不可欠なアンモニア水の販売も
来年の3月末で中止されることの案内であったのだ。
感慨深い。
当社創業60年。
その多くをこの生業主体として営んできただけに、
それはそれでとても感慨深いものが有るのだ。
勿論当社
既に思い切って舵を切り、ご同業の先頭を切って
この機械からの脱却を済ませているので、
業績に影響は全くないと言い切れるのだけれども、
感慨深い。
私もこの業界に入った30年前のその時から、
慣れ親しんで使い続けお世話になったこのジアゾ機に
心から感謝をし敬意を表したいのであります。