JLPT N2の漢字の範囲は、公式に定められているわけではありません。
しかし、過去の試験の出題傾向から、約1000字程度の漢字を習得しておくことが目安とされています。
N2では、N3までに学習した漢字に加え、社会生活やビジネスシーンでよく使われる漢字が問われます。
具体的には、以下のような分野の漢字が出題されることが多いです。
- 政治・経済:政、経、財、社、会、議、論、報、告、税、制、度、権、責
- 文化・歴史:文、化、歴、史、伝、統、芸、術、観、念、思、想、宗、教
- 科学・技術:科、技、研、究、実、験、産、業、情、報、通、信、機、能
- 生活・社会:住、居、食、衣、職、業、働、休、暇、健、康、病、医、薬
- 人間関係:係、関、連、絡、続、相、互、信、頼、愛、情、感、謝
- 思考・判断:考、察、判、断、決、定、選、択、認、識、理、解、意、味
これらの漢字を使って、様々な単語や文法が構成されます。
N2の試験では、漢字の読み方、意味、書き方、使い方などが問われますので、バランスよく学習することが大切です。
日本の各学年で学習する漢字との比較
日本の小学校で学習する漢字は約1000字、中学校で学習する漢字は約1000字です。
N2の漢字の範囲は、中学校卒業までに学習する漢字をほぼ網羅していると言えます。
しかし、N2の試験では、中学校で学習する漢字だけでなく、高校以降で学習する漢字や、日常生活やビジネスシーンでよく使われる漢字も出題されます。
そのため、中学校卒業までに学習する漢字を確実に習得するだけでなく、さらに幅広い漢字を学習する必要があります。
中学校卒業までに学習する漢字について
中学校卒業までに学習する漢字は、日本人でも完全な習得は難しいと言われています。
しかし、N2の試験では、中学校で学習する漢字を完全に理解していることが前提となります。
例で示された漢字は簡単なものばかりですが、これらの漢字を使って、より複雑な単語や文法が構成されます。
N2の試験では、これらの基礎的な漢字をしっかりと理解していることが重要です。
N3までに学習する漢字について
N3までに学習する漢字は、N2の試験にも出題されます。
N3の漢字を確実に習得しておくことが、N2の学習の基礎となります。
N2以降に学習すべき漢字について
N2以降に学習すべき漢字は、主に以下の分野の漢字です。
- 専門用語:各分野の専門用語で使われる漢字
- 難読漢字:読み方が難しい漢字
- 複合漢字:複数の漢字を組み合わせた漢字
これらの漢字は、N2の試験だけでなく、大学入試や就職試験などでも問われることがあります。
まとめ
N2の試験では、中学校卒業までに学習する漢字を完全に習得するだけでなく、さらに幅広い漢字を学習する必要があります。
N3までに学習する漢字を確実に習得し、N2以降に学習すべき漢字も積極的に学習することで、N2の試験に合格することができます。