アクアデルレイ・サイパン -since1984-

サイパンのダイビングショップ、アクアデルレイ。
テルの「・・・ほぼ毎日」更新日記です。

解放記念日。

2010年07月04日 | Weblog
少々雲多めの朝。
本日の狙いは、サイパン北部。
 
2ボートで、ウィング(クレバス)&スポットライトへ。

恒例のBSS前の港。
 
器材の積み込みを終え、浅瀬に浸かってみれば非常に静かな海。
 
ウィングまでの道中はそこそこのうねりが入っておりましたが、
ポイント自体は静かそのもの。
多数のダイバーでにぎわっておりました。
 
本日メインのスポットライト。
エントリーする頃には、完璧な青空。
水面は荒れておりましたが、水中は問題なし。
 
・・・なかなか良い光が入っておりました。
 
この5分後、50名近いダイバーがやってまいりました・・・。
 
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今回初めて当店をご利用いただきましたM&Sさん!
太陽にも恵まれ、スケジュール通りに開催でき、ホッとしております。
Mさん!
・・・ラウラウの楽しさ、是非にお伝えしたい♪
次回のサイパン、是非にラウラウに行きましょう!
何としても、楽しんでいただきます。
Sさん!
御自身でもお気づきかと思いますが、だいぶ上達してきましたね。
ダイビングは何事も、「の~んびり・ゆ~っくり」です。
次のステップは、「美し~く・優~雅に」です。
美しいフィンキック・姿勢、アドバイスさせていただきますよ~!
楽しみにしております。
 
ありがとうございました~!!
 
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7月4日
 
アメリカでは「独立記念日」
ここサイパンでは、「解放記念日」
 
はて?
戦前の日本人とチャモロ人は非常に良い関係・親日であったと
様々な書物に記述されております。
(インフラが整備され・教育が施され・産業が発達し・・・)
 
それが、日本軍が玉砕しアメリカが統治した途端に
「日本統治からの解放♪」
と、手のひらを返して喜ぶのか・・・と、腑に落ちなかったのです。
 
ということで、
サイパン生活12年目にして初めて調べてみました。
 
 
1944(昭和19)年6月11日、
4万余の日本軍守備隊が守っていたサイパン島に対する米軍の攻略作戦が開始され、
米軍は6月15日に上陸を敢行。
激しい戦闘ののち、日本軍は7月7日に玉 砕し、
やがて現在のサイパン国際空港の場所は米軍の日本本土空襲の航空基地となった。
 その間、原住民、在留民間日本人、朝鮮半島出身者、日本軍捕虜は、
それぞれ別 々にサン・ホセ/オレアイからススペにかけて
つくられたキャンプに収容された。
 なぜ原住民までが収容所に入れられたかというと、
ほとんどの住居が爆撃や砲撃で破壊されて、住む家がなかったこと、
残存日本軍将兵がゲリラ戦を続けていて危険であったこと、
畑も工場も破壊されて生産手段がなかったこと、
さらには、サイパンは1914年から日本の統治下にあって、
原住民と日本人の関係が深かったことなどの理由が挙げられる。
 
したがって、チャモロ人やカロリン諸島人も鉄条網で囲われたキャンプの中で、
米軍が急造したバラックに住む生活を強いられた。
その後、彼らは11月にチャラン・カノアに新たにつくられたキャンプに移されたが、
相変わらず鉄条網の中での生活であった。
 もちろん、原住民の中には、毎朝、バスで米軍基地に行き、
掃除、洗濯、物資の運搬、郵便物の仕分け業務などに従事し、
日当をもらった人たちもいたし、米軍とともにジャングルに分け入り、
洞窟などに隠れ潜む残存日本兵や民間日本人に
投降を呼びかける危険な仕事をした人たちもいた。
 しかし、生まれ育った故郷にいながら、
住み馴染んだ場所に帰ることが許されず、
鉄条網に囲まれたキャンプ生活を続けるのは、極めて不本意なことであった。
 翌1945年7月1日、米軍は原住民を収容所から「解放」し、
それぞれ住み馴染んだ場所に戻ることを許した。
 
この解放を喜んだのを記念するのが解放記念日で、
たまたま、米国の独立記念日と近いことから、
北マリアナでは、7月4日をリベレーション・デーとしているわけである。
 しかし、世代が移り、最近では、
祖父母たちが苦しく辛いキャンプ生活を
余儀なくされた歴史的事実は忘れられがちとなり、
この「解放記念日」を、
日本の統治から米軍によって解放された記念日
と誤って解釈している人が多くなっている 。
 
 
・・・とのこと、でした。
 ・・・勉強になりました!
 
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サイパンのダイビングショップ、アクアデルレイ・サイパンHP
http://www.aquadelrey.com/

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2 コメント

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テル君素敵! (Unknown)
2010-07-05 16:28:22
今回のブログ、これまでで最も充実した素晴らしい内容だと思います。
サイパンの歴史シリーズこれからも期待します(笑)!
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Unknown (管理人・テル)
2010-07-13 16:55:05
>Unknownさん
サイパンの歴史シリーズ、楽しんでいただけましたか!ありがとうございます。
歴史的に日本と密接な関係にあるサイパン、
調べてみるといろいろと面白い話が出てきます♪
ところで・・・私テルを「テル君」と呼ぶということは・・・あの人かな?・・・はたまた「あの人」かな?
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