思い立つのがぎりぎりだった富士登山へ。 当日で登山が最終日となる初日は こんな どんより、時々のぞく太陽、雲上界、虹、そして雨嵐...
私の初、富士登山。1日目、正午から5合目より登りはじめ、前半はそんな陽気の中をひたすら歩く。 天気と何度か目下に表れるレインボーにはテンションが上がった。
7合目にさしかかり、高度も3000Mまで上がると 呼吸が苦しくなる。少しずつ進む、心拍数があがり、どうにも こうにも 歩が短く、心臓が張り裂けんばかりの急斜面 もう、死ぬのかと思うほどに、難儀で厳しい道。。
そして雨は容赦なく 上に進むに増し、靴の中も濡れて止まると身体が一気に冷える。
もはや、下界とは異なる自然の猛威に翻弄されていた。この時の私はと言えば「ダライ・ラマ14世のインド亡命シーンを思えば こんなもんじゃない、チベット人亡命のヒマラヤ越えの苦難に比べたら これくらい・・・」などと、脳裏は すでに現実とは別の世界にあったのでした。
昨年のチベット文化圏巡礼での道のりでも 確か同じ思いをしたな~と、フラッシュバックしてくる。 そう、私は この「空感」へ自ら ダイブしに来たのである。
『富士山をなめんなよ!』・・・そうアドバイスした友人のセリフが蘇ってくる。/
「なんだこの岩盤・・・(斜面はド急で、ロッククライマー並の登山になる。) 雨で視界がよく見えない、すべったら落下して確実に終る。。危険じゃないか、富士山・・・だがしかし、嗚呼、富士山よ 私はもう、あなたの頂きに近付きつつある中、この試練はやはり仕方ないと? なめておりませんが、もう、寒くて、鼻汁も垂れてます。 これはあのクロスカントリーと互角の辛さか?」・・・そんなことを瀕死で歩む中、心が話しておりました。
もうすぐ、8合目の山小屋があらわれるはず、頑張れ!!
そして、究極の岩登りを果たし、山小屋へ辿り着いたら夕方5時を過ぎていた。 登り続けて5時間半、長かったのか?もうよく覚えていない。。
ずぶぬれのズボンを着替え、ストーブにあたって酸欠に。。外は嵐。ほぼ雑魚寝の布団に入り、夜7時頃には就寝。 寝つけるはずもないが、身体が疲労してるので無理矢理寝る。
その夜の未明にみた夢に、忽然とビルのエレベーターに乗る自分の姿が残像していた。
↓ 2日目へ続く・・・
私の初、富士登山。1日目、正午から5合目より登りはじめ、前半はそんな陽気の中をひたすら歩く。 天気と何度か目下に表れるレインボーにはテンションが上がった。
7合目にさしかかり、高度も3000Mまで上がると 呼吸が苦しくなる。少しずつ進む、心拍数があがり、どうにも こうにも 歩が短く、心臓が張り裂けんばかりの急斜面 もう、死ぬのかと思うほどに、難儀で厳しい道。。
そして雨は容赦なく 上に進むに増し、靴の中も濡れて止まると身体が一気に冷える。
もはや、下界とは異なる自然の猛威に翻弄されていた。この時の私はと言えば「ダライ・ラマ14世のインド亡命シーンを思えば こんなもんじゃない、チベット人亡命のヒマラヤ越えの苦難に比べたら これくらい・・・」などと、脳裏は すでに現実とは別の世界にあったのでした。
昨年のチベット文化圏巡礼での道のりでも 確か同じ思いをしたな~と、フラッシュバックしてくる。 そう、私は この「空感」へ自ら ダイブしに来たのである。
『富士山をなめんなよ!』・・・そうアドバイスした友人のセリフが蘇ってくる。/
「なんだこの岩盤・・・(斜面はド急で、ロッククライマー並の登山になる。) 雨で視界がよく見えない、すべったら落下して確実に終る。。危険じゃないか、富士山・・・だがしかし、嗚呼、富士山よ 私はもう、あなたの頂きに近付きつつある中、この試練はやはり仕方ないと? なめておりませんが、もう、寒くて、鼻汁も垂れてます。 これはあのクロスカントリーと互角の辛さか?」・・・そんなことを瀕死で歩む中、心が話しておりました。
もうすぐ、8合目の山小屋があらわれるはず、頑張れ!!
そして、究極の岩登りを果たし、山小屋へ辿り着いたら夕方5時を過ぎていた。 登り続けて5時間半、長かったのか?もうよく覚えていない。。
ずぶぬれのズボンを着替え、ストーブにあたって酸欠に。。外は嵐。ほぼ雑魚寝の布団に入り、夜7時頃には就寝。 寝つけるはずもないが、身体が疲労してるので無理矢理寝る。
その夜の未明にみた夢に、忽然とビルのエレベーターに乗る自分の姿が残像していた。
↓ 2日目へ続く・・・
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