黒米の田植えが終了しました。
見ていただくとわかるように、苗を植える間隔が通常の2倍くらい離して植えているので、非常に心もとない感じです。
これが疎植栽培といわれるもので、太陽と風をたくさん受けて元気に育ちます。
棚田なので田んぼが細長く形がいびつなので管理が大変ですが、山中の棚田特有の昼夜の温度差が大きく、近くに他の人の水田がありませんので他の水田に行う農薬や害虫の影響をうけません、最近は整備された田んぼでは、農薬を空中散布する場合が多くなってきているようで、自分の田んぼだけ農薬を散布しないということや、近くの田んぼの農薬散布の影響を受けないようにすることは難しいようです。
また、当農場では環境汚染のことを考え、一発肥料*を使いません。
手間はかかりますが、生育状況を見て追肥を行っています、追肥する肥料も高価ではありますが、お米がおいしくなるような肥料を与えます。
*一発肥料とは
最近は一発肥料という手間とコストのかからない便利な肥料を使い、田植え時に肥料を一回蒔くだけで、樹脂被覆された肥料が徐々に溶け出し収穫まで肥料を与えなくて良いものとなっていますが、その被覆に使われている樹脂が川を流れて海に到達し、今問題視されているマイクロプラスチックによる海洋汚染の原因の一因となっており、そのプラスチックを食べた魚の体に吸収され、その魚を食べた我々に悪影響を及ぼすとされているようです。
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