人間は精神崩壊から身を守る術を持っていると言われています。
そのひとつに自分のネガティブな感情にのみ込まれて沈んだり壊れたりしないようにポジティブな状態、逆の感情でプロテクトするというものがあるようです。
自分がいかに辛くて大変で苦しいのかを、自分が受け入れてしまうことを避けるための防御策として冷静になるために、ネガティブな感情が自分を支配しないようにポジティブな態度や表情を取るのではないかなと。
そして他者に心配されることで自分が辛い立場なんだとか悲しい存在なんだと認めることになってしまうことを怖れるため、他者や周囲に対して本当の感情を隠す傾向も非常に強いように思います。
こういった感情と表情や態度を合致させない状況を続けていくとそれを自分でコントロールすることが難しくなり、人格が離れて独立してしまい二重人格や多重人格となるのでしょうね。
特に子供のうちは大人よりも自分をコントロールをすることが難しいので別の人格が生まれやすいのかもしれません。
辛くて悲しいことに対して怒ったり泣いたりできる人は自分のネガティブな感情を受け入れて、そのネガティブな感情をうまくデトックスしたり浄化できたりしているのだと思います。
泣いたり怒ったりした後にはスッキリした気持ちにもなれることは多くの方が経験・体験しているのではないでしょうか?
他者から見ると、泣いたり怒ったり表現したりしている人のほうが大変な問題を抱えているのかと感じやすいですが、実はいつもネガティブな感情を隠している人のほうが数倍大変な問題や感情を抱えていることが多いですね。
いつも笑顔で優しいからといって「悩みがない」「幸せ」「楽しい」と決め付けてしまうのは安易な判断だと思います。
また、愚痴をいろんな人にこぼす人と、そうでない人がいたとしてもどちらにも同じように辛いこと悲しいこと大変なことはあるはずです。
SNSで「疲れた」「大変」「痛い」と発信する人と、そういった状態にあっても楽しい話題だけを発信する人といますよね。
表情や態度、会話の内容だけではその人が本当にどういった状態であるかはわからないものです。
家族や友達、誰にも話すことができない悩みや問題を抱えて、常に自分をポジティブな表情や状態にコントロールして心身を守っている方がいましたら、悩みや問題を解決させるという目的ではなく自分の本当の気持ちを話すだけでネガティブな感情を少しずつ手放すことが可能になることを体験して欲しいと願います。
それには『自分のことをまったく知らない、信頼できる第三者』が必要なのだと思います。
多くの方は信頼できて自分を知っている家族や友達に相談することが一番であると考えがちですが、そうしますと多くの場合は問題や悩みを解決することに集中されてしまったり、親身になってくれるあまりに過剰な心配やアドバイスを受けたりと余計に辛い気持ちが増してしまったり、相談したこを後悔し悩むことになってしまい、ますます自分の本心を閉ざす結果になることも多いように私は感じています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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