ラックランドの会社説明会が終ったあと
そのまま、住友ビルの33階にエレベーターで上がりました
33階には平和記念展示資料館
帰還者たちの記憶ミュージアムというのがあります
何で存在を知ったのか覚えていませんが
Googleのメモ帳Keep(スマホのアプリです)
に、近くに行ったら寄りたいところ
という一覧を作っています
そこにこの施設をメモってありました
しかも、同じ新宿住友ビルではありませんか
ランチ時間なので、ずらすのに丁度良いです

帰還者
つまり、戦後の満州からの引上げ者とか
シベリア抑留された多数の兵隊さんなどが
無事生還してきた話を史実として
継承するためのミュージアムのようです
ラーゲリより愛をこめて
という映画を観た方もいると思います
二ノ宮和也君主演のシベリア抑留者のお話です
日本が戦争に負けた時に外地、おもに満州や韓国にいた兵士は侵攻してきたソ連兵につかまり、シベリアの収容所に送られ、長い間強制労働を課されていました


寒さと栄養失調、怪我や病気でも手当されず多くの方が亡くなるのは必然です

その中から生き残って、帰還した人達の話や、さまざまの遺品や手紙の展示になります


また、コーナーを変えての展示は
戦前、日本が中国に満州国を作ろうと
多くの一般の日本人家族を送り込みました
その方たちが同様に、敗戦の時に日本に帰国したのが満州からの引揚げ者
日本に引き揚げの船の中の状況を模型などでみせてくれています

これも相当過酷で、時には子供を現地に残さざるを得ない事情もありました、いわゆる残留孤児を生み出した背景です
漫画家の、ちばてつや氏、赤塚不二雄氏も
満州からの引上げ者で、お二人の描いた絵もありました

そういった関連書を並べてあるミニ図書室
ここで1時間以上、コミックを読みふけってしまいました

おざわゆきさんという方が、彼女の祖父からシベリアの話を聞き漫画にしたもので、彼女がおじいさんの記憶をたどって作った作品です
絵のタッチもとてもいいし
2巻も読みたかったのですが、お腹もすいていたので、又出直す事にしました、読みたい本、コミックたくさんあります
なお、ここの入場料は無料で土曜なのに
すいていました
なにより、新宿の外を歩くと大さわぎの外人観光客ばかり
ここには、まったくうかれた観光客がいないので、ほっとしました
いや、ほっとする場所ではありませんが