コロナ重篤化から全身麻痺

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

盲腸

2022-08-06 09:28:00 | 日記
入所して二週間ほどが経ったある日、深夜に腹痛で目が覚めた。

お腹がチクチクして眠れない。

車椅子でトイレに行って大をしようにも出る気配はない。
でも出せばお腹の痛みも楽になると思い、一生懸命に気張った。

何とか捻り出したものの、お腹の痛みは全く変わらない。
約一時間半もの間真夜中のトイレに篭っていたのを見て、介護員さんが「大丈夫?」と声を掛けてくれた。
その時は何とか大丈夫だったので、大丈夫ですと答えて部屋へと戻った。

眠れないまま朝を迎え、苦しみながらも洗面所で顔を洗ってる時も介護員さんから「お腹の調子はどう?」と聞かれたので正直に「痛いです」と答えた。

顔を洗いベッドへと戻るとそこからはもう動けなくなった。
朝食も朝礼も掃除も出来ずにベッドへと横になったまま動けない。
看護師と先生がやってきてお腹に聴診器を当てて「病院へ連れて行ってくれ」と指示を出した。

午前9時か 頃介護用の車で担当の看護師と総合病院へと向かう。

車に乗って3分もしないところに総合病院はあった。
こんな近くに大きな病院があったんだなぁと感心した。

初診な為長い事待たされる。
約2時間は待たされただろうか。
乗っている車椅子もお尻の限界を迎えた時、ようやく番号が呼ばれた。

「CTと採血をしてきて下さい」と2時間も待っての指示だ。
最初からそちらからさせていただきたい。
無駄なやり取りを経て、看護師に車椅子を押されながら、まずはCTを撮影した。

その後は採血だ。
狭いベッドへと横になり、血を採られた。
そして何故かそのまま点滴をする。

結果はまだ先生が来ていないので何も言えないと言われた。
先生が来るのをゆっくり落ちてる点滴を見つめながら待つ。

一時間以上が経っただろうか、ようやく先生が現れて盲腸だと告げた。
腹膜炎を起こす直前まで来てるので今日手術をしましょうとの事だった。

その前にまたCTと採血をする事になり、意味がわからないまま連れて行かれる。

意味不明な繰り返しをされた後は、またもや先程のベッドへと戻り点滴を打ちながら手術の時間を待った。

施設では入院の準備を進めてくれており、部屋の箪笥から着替えや歯ブラシ、コップ、スマホなどを持ってきてくれていた。

そして二時間ほどが経ち、手術をする前に母親が駆けつけてくれていた。
二、三言葉を交わし、ようやく待ちに待ち焦がれた手術が始まる。

これでようやくお腹の痛みが解放されると、全身麻酔を受けて眠りながらそう思った。







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (dankainogenki)
2022-08-06 12:41:02
虫垂炎ですね。
一般的に、盲腸炎といわれますが、そうではありません。
チュウスイエンと読みます。
返信する
Unknown (art0415)
2022-08-06 12:54:51
@dankainogenki そうですよ(^^)
盲腸を患いました(;_;)
返信する

コメントを投稿