ふきの指定席

人生最初で最後のスター感な旅(6)

あくまでも昔々35年前のお話です

公安警察から 逃れたくなった私は
ブダペストを離れることに
もっとも夕方になれば 公安ちゃんは家?に戻ってしまいますが
公安ちゃんとも別れるとなれば 少し寂しい気持ちに
小太りで どんぐり眼
狸みたいで 可愛い 優しい オヤジさんでした
お笑い芸人の アンタッチャブル山崎さんに そっくり
仕草まで似ています 
彼をTVで見る度に 公安ちゃんを 思い出します
共産圏のあのブダペストで 当時ホームレスの方が 1人いらした
彼が私に話しかけようとしたその時 
あの山崎さんと同じオチャラケタ瞳で 公安ちゃんはダメダメと制止した
その時の仕草が 山崎さんとあまりにも似ているので
いつも思い出し笑ってしまう
とても懐かしく 胸にジーンとくる笑いです
「明日ブダペストを離れます・・・」と 挨拶をするべきだったかもしれない
とても親切で 優しくして頂いたことに 間違いはない
難しいことは抜きにして 私はそう感じていた
私は 公安ちゃんに お礼の一言もなく あいさつもせず ブダペストを離れてしまった
後にその事を どれだけ恥ずかしく思い 悔やんだことか
あの時 若い私は 見張られている感が苦しかった
離れることを言ってしまうと
また次の公安警察の方に守られるかもと思ってしまったのだ
夕方1人になった私は ブダペスト駅に向かった


板消しを されて喜ぶ 姥の花
 

読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

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