浜菊の如く

「三陸花ホテル」さんに宿泊をさせて頂いた時 
ホテル名は記憶が曖昧…

「浜菊」の苗を頂戴したが　

1度も咲かせる事無く　枯らせてしまった

楚々と咲く小ぶりの白菊に出会うとドキリとして胸が痛む

私にとって3.11の今日はそんな心を正す日である
あの時から何回か三陸の地を訪れているが

昨年はどうしたっけ　多分訪れているはず

昨日何を食べたかも思い出せない

そんな生きる塊に成り下がってしまった

生きる事は

上を見ても下を見てもきりがないけれど

前だけを見ていても　空っ風に向かうが如しの虚しさである

後ろを振り返ろうとすれば　

首の筋肉も硬くなり横を向く事すらできない

　

丸い塊であれば横の動きは自由自在

四角い塊にはなるまい　ちょっと危険水域だ

これ　心の事を言っています　

我が外見は「コマル」小丸＆困る

明日私は66歳になる
この歳になってやっと気が付いた
上も下も見なくていい

心で感じる事は無限なり
限りなく自由な宇宙である
ただ自らを律して生きれば良しと