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ふきの指定席

温かくて優しい場所

雪国生まれなので
私が住む東京で雪が降ると それはそれでとても癒される
東京も雪の予報であったが
残念ながら当地はほんのちょっとのチラ見雪
センター試験もあり 雪が降ると不都合な日に
雪よ降れと祈るのは罪な事ですね
今年はやけに 冬  鉛色に閉ざされた我が故郷を思い出す
鉛色の空気 鉛色の雪 鉛色の空
それは先日はからずも
「鉛色の川」に深きを見たからだろうか

 「鉛色の川」も もの言う川であると思った
 それは決して重くて暗いものではなく 
 逞しく 優しく 感じられた 

数日前に書いたブログにそう記している
半世紀も経って 
やっとその深きを理解したのである

ぬくぬくの練炭の掘り炬燵に 
父がいて 母がいて 兄姉がいて 猫がいて
近所の誰彼も いつもそこにいた
そして今 姉ひとりがその温もりの中にいる
みんな逝ってしまった
兄さえも若くして黄泉の国に旅立ち
私も15歳でその温もりから出てしまい
決して戻る事もなく半世紀が過ぎてしまった

雪国は温かく優しい場所である
やっとその事に気がつきました
遅いよ バカチンが!



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読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

コメント一覧

ふき
masamikeitasさま

我ら「メリヤス」世代(爆)
子供の頃は どこの家も練炭の掘り炬燵でした
電気炬燵もあるにはありましたが 少しも暖まらず
隅に追いやられていました
コーナーには 甘酒も作っており
子供の頃から その旨さに酔っていました
みかんも トランプも… 定番の絵面
今ならスマホで バラバラ
我が家には 炬燵もありません
歳を取り 確かにあった 温かな時間をよく思い出すようになりました
masamikeitas
ふきさん、コメントありがとうございます。

>雪国は温かく優しい場所である
やっとその事に気がつきました

私は雪国育ちではないので、雪国の良さは知りませんが、
子供の頃お正月に、練炭の掘りごたつを囲んで百人一首、トランプに興じたことを思い出します。
賞品はみかんでした。(笑)
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