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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

マルシェルでの販売をはじめました

マルシェルでの販売をはじめました。



これまで、私ずっと販売サイトって作っていなかったんです。
作ったほうがいいんだけどなとは思っていたのですが
ただ売っているだけでは、これまでの販売となんにも変わらないなあって
躊躇していたんです。




伝統工芸って、従来のように店頭などにぽんっと作品が置かれているだけでは
今の時代その良さがなかなか伝わらなくて、

その背景にある歴史とか、その特性とか、
職人の思いを一緒に伝えて販売したかった。


機械ではない、人が作るからこその価値。
この世に一つしかないかけがえのないモノとしての価値。

特に、私は根付の”なれ”について、
使っていくほどに価値が増すという考え方を知って
買ってもらいたかった。

 

その思いとマルシェルはぴったりで、
作品の背景を、販売しながらくわしく解説できるっていうのが
私はすごくいいなと思って、
ブログもお引越しし、販売サイトも作りました。


どうでしょうか。
もっとこうしたほうがいいかもなどありましたら
アドバイスいただけたらうれしいです。


まあ、なにより、簡単でわかりやすくて
こういうのがあまり得意でない私でも簡単に始められるのが決め手です。

だってさ、パソコンで販売サイト開設、ブログ開設とかって正直しんどいもん。
よくわかんないし。
根付だけ彫っていられればそのほうが楽だもん。

だからさ、いままで販売サイトやってこなかったんだけどさ、
このご時世ですし、
販売サイト、やっぱりいるよね。


と、えいっと始めてみたら
すご〜く簡単だった。
あっという間に登録できた。

投稿も簡単で
それぞれの作品に対する思いも
紹介できそうですし。
(日常のなんでもないことも書いちゃっていますが♪)

何事も、始めてみる、挑戦してみるって大事。
もしも、自分も始めてみたいな〜って方、
登録のやり方紹介するよ!!

(うちの師匠にもすすめたいけど、やらないだろうな〜。
まず、インターネットが出来ないからな。
でも、ネット販売、あるといいと思うんですよね。)


・・・・・

”なれ”についてはこちらのブログでご紹介しています。
https://blog.goo.ne.jp/asuka-netsuke/e/546b28bc0182380b3d34a2132af34177
その部分だけ抜粋して再掲載↓

根付ってね、たくさん触って、摩耗して、飴色になった状態を
根付用語で”なれ”って言って
価値が増すんです。
職人が作って終わりじゃなくて、
使う人に成長させてもらって一人前になるのが根付なんです。
その考え方がすごく好きなんです。

大量生産・大量消費が当たり前で、
ともすると人すらいくらでも替えがきくような社会の中で、
本当に大切なもの、気に入ったものを大事に大事に使い続けて
その使った証が”なれ”として現れて、
価値が増すというその存在が、
経験を重ねて美しくなるというその考え方が
とても素敵だと思ったんです。


格好いいでしょ?
もちろん、その彫刻の精巧さ細かさ、美しさに加えて、
使い込むほどに価値が増す。
粋な洒落、おかしみ、言葉遊びといった遊び心や
縁起、願い、祈りまで。


職人は、そういった様々な遊び心、心遣い、祈り、願いなんかを
本来は伝えないで、こっそり作品の中に込めておいて、
いつか、ふと使っているうちに気がついてくれたらいいなと彫っているんです。



・・・・・




今日もいいお天気。
梅雨の晴れ間は、なんだか特別得しちゃった気分です。


マルシェル

コメント一覧

edo-komono
梶浦明日香さま

初めまして
私は「江戸小物細工」という伝統工芸品を作って
もう40年近くになります(^^♪
100分の1サイズで江戸時代の民家や商家などを作っています
根付も大好きで東京で展覧会があると
ほとんど見に行きました
出来上がった作品をブログで見られるのを楽しみにしています
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