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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

コロナ禍での取材依頼

私の仕事は、人に会わなくても仕事が成り立つので
今はほとんど家の中に引きこもって生活しています。
(コロナ以前からですが)



ありがたい仕事だなあって思う。

でも、これが当たり前じゃないことも理解しているつもり。
家の中に引きこもれる仕事なんて、そうそうない。


もしも、これが以前のアナウンサーの仕事だったら、
仕事だから、放送に穴を開けるわけにはいかないから
放送を生き甲斐にしてくれている人、楽しみにしてくれている人がいるから
あちこち人に会いにいくし、会わなくちゃ始まらなかった。

きっと、会いに行った先の人たちはニコニコ笑顔で対応してくれるけど
都会から来た私のことを複雑な気持ちでいるんだろうなあ。

なんて、勝手に解釈して心苦しくなっていたと思うのです。

みんな、働かないと生きていけないから。




伝統工芸の世界にいると、
田舎で、周りにお年寄りが多いせいもあって、
都会から人が来たり、都会に何か用があって行ったりすると
「2週間家で仕事しろ。ここには来るな」
と、自宅謹慎になって身動きが取れない人もいる。

それぞれ考え方もあるし、リスクも違うからしょうがないのだけれど。




私は、どっちの気持ちもわかるから、
最近のスタンスとしては、

・個人の取材はコロナを理由には断らない
(マスクなどそれぞれ必要な対策は必須)
・仲間を集めて、とか、師匠の工房で、という自分一人のリスクで解決できない話は当面お断りさせていただく


というスタンスでいます。


どっちの気持ちもわかるもの。
そうは言ってもって思うもの。



リスクも、人の思いも理解して、
なるべく周りに迷惑をかけないで、
みんなが幸せに暮らせたらいいなあ。

写真は、実家にいる頃。
外で彫るのは気持ちがいい♪
根付はどこでも仕事ができるから、
日々気持ちのいい場所を探してはそこで彫っています。




私のワクチン接種は、9月に2回予約できました。
ありがたいっ。
最大限の対策は、大事だよね。




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