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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

【ヒカリサク~伝統工芸に未来のヒカリを展 を終えて~】

 
ただただ、ありがたくてありがたくて、申し訳なくて、ありがたくて。
最後の最後まで、泣かされたなぁ。
ずーっとありがたいでいっぱいの展示でした。


四日市文化会館さんからこのお話しをいただいた時には、この展示はすでにコロナ後の予定でした。コロナが明けて、次の未来を担うのは日本の文化を牽引してきた地域の宝、私たち伝統工芸だ!ここまで繋がって残ってきたからこその底力を魅力を、今一度これからの未来への希望として魅せたいという気持ちで準備してきました。
でも、展示が始まる頃にはまた、すごい数のコロナの感染者数になってきて、コロナで来れなくなった方もいっぱいいましたし、出来るはずだったことができなくなったこともいっぱいありました。

でも、そんな中でも本当にたくさんの方が来てくださり、見にきて良かった。見て良かったと言ってもらえたこと。
伝統工芸のイメージが変わったよ。
一つ買って使ってみたくなってもう一度来たんです。
なんて言ってもらえて、あぁ、なんて幸せなんだろうって、感動したり。

本当にありがとうございました。
かけがえのない展示となりました。
凛九として、今このタイミングでここで展示をさせていただけたこと、
たくさんの方に見てもらえたこと、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

もうさ、ずーっと最後までトラブル続きで、その都度助け合って補い合って、こんなに仲間がありがたいものかと感じたのも初めてかもしれない。
準備の段階から、あれもこれもてんやわんやしながら10人で駆け抜けて、ああ本当に展示が出来たと思ってもあれもこれもトラブルが起こり、ああなんでこのタイミングでって思っても必ず仲間が助けてくれる。
ほんと、最高の仲間なんです、凛九。
この仲間のためなら、次もまたなんだって出来るって思えちゃうメンバーなんです。
 
伝統工芸にとってはさ、衰退期であまりいい時代ではないのかもしれないけれど、だからこそ本気で伝統工芸を再興したいと熱い思いを持ったメンバーたち。そんなメンバーに出会えたなんて、最高に恵まれた時代なんじゃないかって思うんです。
 
 
さあ、コロナ禍がまもなく明けます。
未来に伝統工芸を残すべく、私たちが担うべき課題は山積みですが、でもそんなのもきっとみんなで笑いながら、いつのまにかクリアしていけちゃうね。
 
だって、伝統工芸は、職人は、こんなに素敵なんだから!!
 
2022年9月5日
凛九代表 梶浦明日香
 
◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎


 
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