『ラナンキュラス 蕾』
ラナンキュラスの蕾を彫りました。
いま、まさに花開こうとする瞬間。
一番外の花びらが、外へグッと開き始めている様子を表現しています。
色も、もとの素材(黄楊)の色の良さをそのまま残しつつ、写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、うっすらと花びらの先に桃を入れています。
はっきりとした色味を出すことは簡単ですが、そこはかとなくうっすらと色づく柔らかい感じにこだわりました。
外側の花びらの柔らかな感じと、中の固く閉じた様子を感じていただければ幸いです。
ラナンキュラスは、春を呼ぶ花。
開花時期は本来4月〜5月ですが、お花屋さんの店頭には12月頃から並び始め、新春を彩ります。
いよいよ、まもなく春が来る。
そんな思いを込めた作品です。
それは、季節の春でもありますが、
それぞれ持つ人にとっての春であり、
希望でもあります。
花言葉は、
『とても魅力的』『光輝を放つ』『輝かしい魅力』『純潔』『魅力溢れる』『優しい心遣い』『名声』『名誉』『晴れやかな魅力』
なんて言葉があるそうです。
どれも素敵な言葉ばかりです。
一つ前の記事に、『ラナンキュラス蕾』の制作過程を書きました。
そちらも併せてご覧ください。