人生には、宝物になる忘れられない言葉があり、
それは今でもずっと私を支えてくれます。
10代でオーディションを受けて、SOプロモーションという押阪忍アナウンサーの事務所に入れてもらいました。
その時、田舎から出てきたばかりの何もなかった私をなんでとってくれたんですか?と、マネージャーさんに聞いた時、
「この子はとてつもなく面白い可能性を秘めている気がして。いまは全然だけれど育ててみたい。」
と、言ってもらったのです。
この言葉があったから、押阪忍さんの事務所に入れてもらえたから、前に進めたんです。
辛い時、自分が保てなくなる時、今でもふと思い出して自分を取り戻す言葉です。
本当に感謝しかありません。
お二人は、小学生の頃からの夢を叶えてくださった恩人で、憧れの人です。
美男美女で華やかで、洗練されてて優しくて、声もよく通るいつまでも聞いていたくなる声。絵に描いたような美しい理想のご夫婦。
アナウンサーになるための教室では、私は落ちこぼれで鬼の押阪先生(本人が鬼って言ってる)からいっつも怒られてたなぁ。
いつも突拍子もないことを言うので、
「それはスポンサーに失礼だろう!」
など、本当に現場で役にたつ実技を教えてもらいました。
19〜22歳までの短い期間ですが、
この時学んだ、感じたことが、今の私を作っています。この出会いが、大きな翼をくれました。
いつか、あの時の言葉を本物にするべく、これからも精進します。
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追記・根付の職人になって、
なぜアナウンサーになったの?と聞かれるたびに
「押阪忍アナウンサーの事務所に入れてもらったから」と、話しをすると、周りの爺さま方が
「そういえば奥さんの栗原さんの若い頃にあんたそっくりやなぁ」
なんてよく言ってもらってて、すごく嬉しい☺️
(もちろん芸能人に似てるって話しは、本当はちっとも似てないけど社交辞令で言ってもらってるということも理解してます!)
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お礼を伝えに行って、感激して泣きじゃくったあと、最後に記念に撮影してもらった写真。