【スケバンと呼ばれていた頃】
私の中学時代は、ミニスカートにルーズソックスが流行っていた頃で、岐阜の山の中、中津川の田舎で今日のように冬の底冷えのする日も、みんなミニスカートで通学していました。
校則違反だと先生に叱られようが、そんなのお構いなく、ミニスカートにルーズソックス。
いつも、靴下をとめるためのノリを持ち歩いていたっけ。
中学生の私は、
「あたたかな都会ならいざ知らず、なぜこの田舎でその寒々しい格好を?」
と、冬はスカートを特に長くして履いていたのでした。
当時、長いスカートを履いていた人はいなかったので、スカートを長くしてはいけないという校則はなく、
暖かいし、先生からも褒められるし、
個人的には良いことばかりだと思っていました。
でも、いるんですよね。
同級生にそういうのを馬鹿にして、今でいうマウンティングを取ろうとする人が。
スケバンだ〜
と、囃し立てられてました。
総じて、ダサい・変えるべきだと。
良かれと思って言ってくれている人もいるので、ニコニコ「私はこれが良いの」って話してたけど、ダサいっていうのはあなたの価値観でしょ?とずっと思ってた。
スケバンはさ、
たしかに私が生まれた数年後に流行ったもので、私が中学生の頃にはもう見かけなくなった古い価値観だったと思う。でもそれが素敵だという時期があったんだから、このバランスは悪くないって証明でもあるんじゃない?と、強く思ってて、3年間絶対変えなかった。
流行っているからと、みんながいいって言うからと
自分を変えていたら、自分が素敵だと思う感性を見失ってしまうじゃない?
なーんて、当時の私がそこまで考えていたかは別として、その自分を曲げない感じは、やっぱり
“スケバン”だったかな〜
蓮根は、先を見通すという縁起物。
先を見通して、どう生きたら自分が幸せかを
考えられたら良いよね♪