蔵から根付が出てきたから見る?
と、お声かけいただきまして、行ってきました〜
伊勢和紙の大豐和紙さんへ。
以前にもお店には伺っていたのですが、
中も見てみたかった!
ほんのちょっとお邪魔するつもりが、
和紙作りの仕事場まで見せていただき、
勉強になったなぁ。
伊勢和紙・大豐和紙のことは前から知っていたのだけれど、
昔は、伊勢和紙と大豐和紙 の2軒あると思ってた!!
三重には、伊勢和紙を作る大豐和紙さんしか
和紙を作っている工房はないんですよ?
そしてさ、伊勢神宮で使う和紙を作っていて
いつも神聖なとか、清浄なって言葉と共にあるから
私たち一般人には使えないかと思っていました。
もちろん私たちにも買える和紙です。
じゃあ、どのへんが清浄なの?
ということですが、
ズバリ、“真っ白”なんです。
伊勢神宮のお札になる和紙だからさ、
ほんの些細なチリ一つ許されないんですよ。
真っ白でなければ、伊勢和紙ではないのです。
そういうことかぁ!
神宮で祝詞をあげてもらった和紙とか
そういう精神的なことではないのです。
検品が厳しくて、チリ一つ許されない、それが伊勢和紙なんです。
だから近年では、カメラマンさんに人気なんだとか。
写真の印刷って、チリ一つでも作品のクォリティに影響する。
でも、和紙に印刷すると柔らかな独特の風合いが出て和紙には印刷したい。
そういう方々に人気の和紙が、伊勢和紙なんですって。
和紙は、チリ取りの作業が大変ってことはよく聞くのだけれど、チリ一つあったら困るってそんなこと可能なの?!
その潔癖とも言えるこだわりが、神宮のお札を作る職人さんたちの矜持かな。