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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

『流転の中将』奥山景布子 読書中

 


 
最近は、こちらの本を読んでいます。
ちょうど、今大河ドラマでやっている
『晴天を衝け』
と同じ時代。
 
大河ドラマにも、松平兄弟出てきていましたね〜
 
 
私にとっては、地元のことがたくさん出てくるので
地名一つ、人物一人一人が
楽しいのです。

今回は、幕末に幕府側で戦った
桑名のお殿様と、
お殿様が日本を守ろうと日本各地を転々とする中で
薩長の軍(新政府軍)から目をつけられ
なんとか桑名藩を守ろうと奔走する
桑名藩の重臣たちの話。

最後まで読みましたが、すごく良かった。
そうだよなあ。
って読み終わったあと噛み締めたくなる本です。

私が特に気に入っているのは

「必死で生きている当人は、いつだってみっともなくて
それでいいんじゃありませんか。」

という言葉。

昔の日本は、今以上に
周りを大切にしたし、義や和を大事にしていて
今以上に、周りからどう思われるかって気にしていたと思うんですよね。

それでも、みっともないな、恥ずかしいな
って自分で感じて苦しくなる生き方、
いつの時代もみんなしていて、
そうやって必死で生きていると
それを後に人が、認めてくれたりするんだなって。

じ〜んとしたんですよね。

みっともなくて、いいんだ。
 
 
 
 
奥山さんの本は、
歴史を大切にしているので、
勉強になって楽しくて大好きです。

 
それだけじゃなく、寄席のお話しとか、落語家さんのお話とか
根付が出て来る人情ものも多いんですよ。
で、毎回なんだか、ぐっと響く言葉があるんですよね。
それぞれに響く場所は違うんだと思うんですけど
はぁ〜って響くところが。



そうそう。
以前には、私が主人公のモデルとなっている
お話しも書いてくださってるんですよ。
 
 
 
 
人情話しも好きだし、
今回のように歴史物、過去の偉人に光を当てるお話しも大好きです。
 
 
いや〜、ほんとあれもこれも、地元の知ってる地名とかお寺とか出てきちゃうから
そのたびに調べたり脱線したりして
すごく楽しく読ませていただきました。
 
今日は中に出て来るお寺にでも行ってみようかな♪
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