★自慢や悪口はダメよ ウフィッッイ美術館 ニオベの間 フィレンツェ
ウフィッッイ美術館 42室 ニオベの間
ニオベの物語 ギリシア神話
ニオベは両親が、『ゼウス』の子『タンタロス』と女神『ディオーネー』。
ニオベ自身は人もうらやむ美貌の持ち主、その上夫はデーバイ国王の『アンピオン』またまたその上に、七男、七女の美男美女の子どもたち。
ある祭りの日『ニオベ』は『女神レート』の民衆の人気、崇拝を妬み、人々の前で、自分の子だくさんの自慢をしました、そしてあろうことか、『アポロン』と『アルテミス』の子どもたちを侮辱しました。
それを見ていた『女神レト』は『ニオベ』の傲慢な態度に、大変怒りました。『レト』は『アポロン』と『アルテミス』に命じて『ニオベ』の娘と息子を弓で射殺すことを命じます。
とうとう、『ニオベ』の子どもたちは全員殺されてしまいます。これを悲しんだ『ニオベ』は水から石になってしまいます。
石になってからも涙を流し続けたというお話です。

『逃げるニオベの娘』 紀元前130年頃
16世紀にローマの『ラテラーノ』付近のブドウ畑で、発見された古代群像彫刻が発見されました、この彫刻群の題材が『ニオベ』の神話でした。その時はこの群像はローマに置かれました。

同上 違う角度から撮影したもの。
その後これらの彫刻の複製がフィレンツェに送られました。
1770年にはこの長期く軍のオリジナルが、『ピエトロ・レオナルド』の命でフィレンツェに設置されることになりました。
部屋の天井部分も大変美しかったのでご覧ください。

とても豪華で厳かな感じのかまぼこ型天井です。

その上に、この丸天井が乗っています。
ウフィッッイ美術館に行ったら是非、『ニオベの間』で『逃げるニオベの娘』をご覧ください。