いぐねが

秋田好きが綴る秋田旅行記。他秋田のお役立ちメモや鉄道、お酒、お食事処、お宿、イベント情報も。秋田まみれ。

ドキッ☆田んぼだらけの農家民宿~みちのく列車の旅(内陸線は素敵な列車)

2011年08月26日 | 秋田旅行、秋田のお宿
会社の人に農家民宿モニターツアーのお話をしたところ
「モニターツアーなのによく一人で申し込んでOKしてくれたわねえ」
と…

あ、そうか!!
デザイン室の皆さんゴメーーン!!!自分何か勘違いしてたー!!!←どのように勘違いしたのか


間が空いてしまいましたが「ドキッ☆田んぼだらけの農家民宿~亀Tは黄昏と共に」の続きです。
いつもいつも毎度毎度エブリデイエブリデイ無駄に日記長いんで飽きたらおせんべたべながら軽く流して下さいたのんますほんま。

へば。


mission1 奥羽本線~田沢湖線~秋田縦貫内陸鉄道に乗れ!!

目的地は内陸線「羽後太田駅」。
秋田駅から二時間列車に乗り続けるとたどり着く。
たいていの人は皆「二時間も?!」と嫌な顔するけど、列車大好きなので全然苦痛じゃない。
まずは奥羽本線大曲行きに乗ります。
それにしても、こんなにたくさん人が乗っているというのに誰もTシャツにつっこまねえし→お笑い精神旺盛
もういいや。これは普通のTシャツです→あきらめた

道中美しい田園風景が広がる。
視力回復にもってこいだ。
…思えばこれ全部食べ物なんだよな。
これがなければ人間生きていけないんだよな。
そう考えるとすごい光景だな…全部食べ物…。
天下の台所だ!←それは大阪

これまでいろんなところを列車で走ったけど、他の県では高速道路近くに田んぼがあったり畑があったりで稲穂が排気ガス吸って育ってしまってる光景が広がっていた。
どうしても車を使うとなると田んぼや畑近くにも道路作らなければいけないだろうけど、高速の近くだと稲穂もまっくろになっちまう。
交通の便をとるか、作物の質をとるか。
でも、作物の質なんて分からないひとがたが増えてるから…それは難しいだろうな。

ちなみに田んぼを高速道路にすると地震が起こった時に様々な弊害が生まれます。
地面が緩いからちょっとの地震でもすぐひび割れたり壊れたりして通行できなくなります。
東日本大震災がとてもわかりやすい例です。
本来道路の為に作られた道であればあんなひび割れ方は起こらず道路としての機能を果たせただろうに。
これについては後で農家の方からお話を伺います。

道中素敵な茅葺き屋根のおうちを発見したので失礼ながら撮影。

茅葺き屋根のおうち…修理できる人が数えるほどになってしまった。
もったいない。
茅葺き屋根のおうちはともきち曰く「冬寒く夏涼しい」らしい。

映画「つりキチ三平」の舞台となった一平じいちゃんち。
すばらしい。
秋田の県北にある蛇喰という場所では今もこのような茅葺き屋根のおうちが点在しているけど、茅葺き屋根マスターが少ないため維持するのが大変らしい。
もったいないなあ…

蛇喰にある、既に人がいなくなってしまったおうち。
修理して住んでみたい。
雪大変だろうけど。
これも立派な歴史であり伝統だからなあ…存続は住んでいる人がその価値に気づいて「守っていかねば!」という気持ちを奮い起こす他にないのかなあ。
もしくは私のようなよそ者が技術を習得して存続していくとか←全部自分でやろうとするなという話

蛇喰はこんなに綺麗な川が流れています。
水が住んでいるので川底の石ころも見えます。
ごみも流れておらず、今でも魚が泳いでいます。
下水処理がしっかりされているからだそうで。
もうちょっと山へ入っていくと水が生まれる場所があります。
純粋な水には色がついてるんだよな。
あれは不思議な光景であった。

機会があらば「北の又蛇喰」にも立ち寄ってみてください。
釣り人には格好の釣り場です。
でもごみはちゃんと持ち帰ってな。綺麗な場所だから汚そうという気持ちは失せるけど。


話それた。
あ、そうだ。ツイートしなくては。
このたびの農家民宿モニターツアーの原則としては「リアルに起こってることをツイートする」ということ。
民宿到着してからの方がいいのだろうけど、うっかりツイートわすれそうなのでいまのうちに。
…それよりうっかり変なことつぶやけねえぞ。
普段ろくなツイートしてないからなあ。
「よろしくおねがいします」
これでいいかな。
気がつけば大曲駅。
列車に乗車する学生さんの群れに遭遇
すると、学生さんの一人が
「おい、あれ…」
自分を指さし笑っておる…なんぞ?!
と思ったら、亀Tだったようで。
大曲の学生さんは気がついてくれたようだ。
ありがとう!気がついてくれて!!という気持ちをこめて学生さんたちをガン見すると、学生さんはすごすごとうつむきながら去ってしまいましたとさ。

本当は小さな男の子あたりから「あ!!ごくうだ!」なんていわれたら嬉しいところだけどな→本当にうれしいのかおまえ

大曲からは奥羽本線から田沢湖線に乗り換えます。
電車の中は…おお!!
ボックスシートがある!!
奥羽本線のような絶望的なロングシートじゃない!!
やっぱり旅はボックスっしょーと重い、座ろうとすると

青春きっぷ利用者さんが多数すわっておいでだった。
皆両手にバズーカカメラ持っておった。
ボックスは…満席でした…。
ロングシートに座らざるをえなかった自分。
チキショーーー!!

がっかりしながらも景色はしっかりおさめておこうと、首をひねってカメラ撮影。
あ、そうだツイート→いちいち忘れる
「今大曲駅です」
こんなもんでいいのかなあ?
もっと気の利いた事をかいたほうがいいのかなあ?

なんてことを考えていたらあっという間に角館についちゃったよ。
早いなぁ。
接続がスムーズなので角館でお土産を買う時間もありゃしない。
その方が私を待っている農家民宿さんは助かるんだろうけど。
角館で降りると次はいよいよ秋田内陸縦貫鉄道へ。
内陸線ホームに移動…おお!!

黄色い列車!!
なにこれかわゆい!!
黄色い顔を写真におさめて…よし!!
この時ばかりはテンション高めのツイートしました。わすれねがったづ。
内陸線は一両編成のかわいいあんちくしょうです。
ちなみに急行は二両編成です。窓もビッグで座り心地もなかなか素敵です。
アテンダントさんが社内販売のカートを押してやってきてくれるので地元特産のプリン(地元特産…)を買います。これ鉄則。
尚、私が乗っているのは普通の内陸線なのでアテンダントさんはパンフレットのみ配布してくれます。

アテンダントさん、女性ばかりと思っていたら男性もいたんだね。

車窓からの景色。
たんぼばかりでつまらんとおどは言ってたけど、一面食いもんだらけと見るとおもへと思うんだがな。
それに一見「同じ景色」に見えるかもしれないけど「同じ稲」「同じ色」は決して存在しないわけで。
全てが微妙に違って存在して、このような景色が生まれていると見ればとても貴重だ。
全てが唯一無二で、意味があって存在し合っている。
なんとも深い世界ではないか。
一目みただけで「つまらん」と切り捨てるのはあまりものをよく見てない証拠だと思う。
そういう価値観もあるという事で自分が受け入れる部分なのだろうけどな。

ほらみろ、あの雲の形だって素晴らしいじゃないか。
稲穂や畑の緑と空の青、雲の白が織りなす景色、全て自然が織りなす世界。
本当に素晴らしい。
あ、内陸線はカーテンがあります。←ときめきポインツ

川も流れている。
前日すごいどしゃぶりだったらしく、川は土を含んだ茶色だった。
わが訪れると必ず茶色だ。
それもまた一興。

途中田んぼアートなるものが出現。
「がんばろう」と書いてあったけど、窓の面積がたりなくて(己の写真の技術のせいにしないで窓のせいにした。ひどい)「んばろう」になってますが「がんばろう」です。
これ、どうやって作ったのだろう。

このお菓子買いました。
一週間前の阿仁合駅で。
チーズが入っていておいしかったです。
素朴なお菓子。
阿仁合駅を出て左にJAのお店があるのですが、そこで売店をなさっているお母さんがたいそう優しい方でお茶を振る舞ってくれます。
おいしいのでちょっと立ち寄ってみてください。
軽食もあります。

農薬をまいているおじさん発見。
これをやらないと稲が大変らしい。
ちょっとまく位なら仕方ないとしても、最近の農薬の中には一切のむしもびっき(カエル)の介入も許さないような代物もあるらしい。
人間の体もそうだけど、強すぎる薬は身を滅ぼす。
これからお邪魔する農家さんは農家である事に誇りを持ち、農家が好きだと仰る方々だ。
そこのところのお話も伺いたい。

駅を二つまたいだ先が羽後大田。
とても短い列車の旅。
後ろのドアから外へでると
「無人駅だから後ろから出て下さい」と注意された。
ごめん、しらねがったづ。

せみがないておった。
ちょっと元気がない鳴き声だった。
あー、晴れてよかったなあ。
駅を降りると、ちょうと車が一台到着。
「ああ、間に合った!」
人の良さそうなお母さんがおいでなすった。
この方が佐藤さん。
佐藤由井さん。
農家民宿「里の灯り」を経営なさっているオーナーです。
これから二日間宜しくお願いします!





あ、そうだツイート←すぐ忘れる


まだ続くんしー。


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