いぐねが

秋田好きが綴る秋田旅行記。他秋田のお役立ちメモや鉄道、お酒、お食事処、お宿、イベント情報も。秋田まみれ。

秋田の看板ひっさげて

2011年07月31日 | なんやようわからんもの
わがあきたあきたあきたあきた喚いてらったせいで、周りの人も(とてもとても気を遣ってくださり)身の回りの秋田県民情報を寄せてくださるようになりました。
ありがとうございます!
東京さ住んではや○年…東京在住の秋田県民に逢った事がないという現実に「東京さ人が流れてるという話はうそでねべが…秋田県民は皆神隠しさあったんでねべが…」とすら思うようになりました。
どこまでもファンシーな脳内だことほりゃ


さて
身の回り(東京とか関東とか)に秋田の友達が全くおらん私ですが、何故か関西方面のお友達は増えました。
東京に住んでるのにね、なして関西だべが。
ある人はネット上で私のサイトを知って仲良くなり(その頃は秋田県民という事を全く主張していなかった)ある人はネットゲームで意気投合して仲良くなり(その頃は以下略)ある人は職場でたまたま関西で旅行好きで私が行った事のない白神山地がめっちゃ好きと言ってくれました。
主にサイトを通じてお友達になってくれた方が多いのですが、親しくなると必ず出身地の会話に繋がり、私が秋田出身だというと
「秋田にはあなたのように面白い人が居るの?行ってみたい!」
と興味を持ってもらえますいやちょっと待てこらお前それ面白いっていうか絶対「おかしい人」の間違いだろ?と問いつめたくなりますが、秋田県民は基本恥ずかしがりやなので私のように激しさと怪しさ爆発した人間はおりません…いたかもしれないけど…結構いたかな…(回想)。
たまに矢島駅の名物「まつ子デラックス」のように飛び抜けて明るい人財が秋田県にはおりますが、ええ。
家に一人いてほしいですまつ子さん。
まつ子さんはおいといて(でも頭の片隅にはいつもまつ子さんを携えて)あまり秋田県民に出逢った事のない他県の人達からすれば、私の行動言動が全て「秋田県民のすることなすこと」に繋がってしまうという…おおこわい。
しかしこれは秋田県民に限らず東北人や、それこそ日本人に繋がるわけで。
宇宙第三惑星規模で見れば地球人のすることなすことに繋がるんですよこれ。
各々が看板ひっさげているんですね。

例えば個を尊重するアメリカの人でさえも
「日本の女性はパワフルでね、初めて日本に来た僕をいきなり列車につめこんで鎌倉や新宿に連れ回してくれたよ。具合が悪かったけど、そんな事を伝える余裕もないほどパワフルだったよ。あの力づくでガトリングガンのように前に出る姿勢はコミカルだけど男の僕でもまいったね
とか、インドの人でさえも
「日本の女性はおしとやかで寡黙と聞いていましたが、寡黙どころか奇妙な笑い声をあげながら大声で話します。話は面白いのですが、私に肉を食べるように激しく勧めるのでとても困りました
とか…ってこれ、全部うちの妹です。はい。
お前、肉はだめだろ肉は←肉以外もだめだろ
海外から訪れてくれたお客人にとんでもない印象を与えてくれました。
まだ他にも恐ろしい列伝は存在しますが挙げるときりがありません。
とにかく、個を大切になさる方々でも初めて出逢う日本人の行動や言動が「日本人全てがこうである」に繋がってしまうのですね。
…初めて出逢った日本人があの妹だったなんてついてなかったとしか。


面白いと思ってもらえるのは嬉しいですが、若干激しすぎるようですうちら兄弟。
これからは節度ある行動言動に切り替えていこう。
うちの親見る限り無理だと思うけど。

由利高原鉄道さんと秋田内陸縦貫鉄道さん

2011年07月30日 | 秋田旅行、秋田のお宿
由利高原鉄道さん、「子吉駅」をたてなおすそうで…。
古い駅舎が大好きなので、もったいないと思う反面、雪とかでつぶれて中にいる学生さんやばっちゃがつぶされてしまったらとても悲しいので(何故ばっちゃと学生さんか)安全の為にたてかえてくださいお願いします。
古い駅舎だけでなく古い建物が大好きなので…残念だなぁ…。
そういえば、由利高原鉄道沿線には古い駅舎が残っている場所があると聞いた事があるぞ。
早く秋にならないかなぁ…のりたいなあ…。

ぶっちゃけここの日記に挙げてる事は各会社さんのメルマガみればわかるよって内容なのですが、なるべくいろんな人に見て欲しいので無駄に情報公開してます。

まず由利高原鉄道。
西滝沢水辺プラザという、西滝沢小学校の跡地を利用した施設でワンコインランチがふるまわれているそうです。
おっと、このワンコインは500円玉じゃございやせん。
なんと100円玉です。
100円玉でミニうどん、ミニカレーを地元のおかあさんたちがふるまってくれるんですって。
何このリーズナブルっぷり。
秋田の金銭感覚おかしい。何においても。
いや大変ありがたいことにはかわりないのですが。
由利高原鉄道もフリー切符出してくれないかな。

ここらへんも桜の名所なのかな。
由利本庄市の春はまこと美しい。


次に秋田内陸縦貫鉄道。
イベントいっぱいあるのでサイトみてください(端的)
大曲の花火大会ももうすぐなんだよな…。
今年はどうなるんだべか。
またお客さんいっぺきてくれっかな。


ちなみに夏休みの飛行機状況は、ほぼ満席でした。
やはりお盆は混むな。
巷じゃ地震がこわくて東北にいきたくないとかいうけど、すったけ的には住居や建物や鉄道がやたらめったらぼこぼこ点在している東京にこそいたくないわ!
地震起こったら間違いなく火の海だぜ?!
今こうしてる間にもさっさと秋田さずらかりたいわ!!
というわけでオレは秋田に逃げる。
逃げるついでに秋田内陸縦貫鉄道に乗る!
やりたいことやったもんがち!青春なら!←なんかちがうけどもういい

秋田旅行おすすめ~角館(続)

2011年07月29日 | 秋田旅行、秋田のお宿
うちのおかんが「角館は半日あればまわれるよ」などとうそこきました。
さすがに無理。
自転車でしだれ桜区域くらいしかまわれなかったよ!
おかんの嘘つき!えふりこき!えらしぐね!←悪口


そんな半日も十分にまわる事のできなかった角館の続き。
今日も元気よくおすすめスポットご紹介。
…とはいっても角館に関しては自分、まだぴかぴかの一年生なのですが。

角館の武家屋敷は本当にたくさんの見所がありますが、長年お住まいの方が仰るには
石黒家青柳家はおさえておくように」
とのことでした。
青柳家は鎧や兜などもあって武女子にもおすすめしたいです。
石黒家には井戸や立派な蔵などもありました。

これ井戸。
もう使えないけど。

他におすすめして頂いたのが
平福記念美術館
ちょうど館内で秋田国展を開催していたのですが…いや…すばらしい力作ぞろいでした…。
何食べたらあんな素晴らしい絵を…ってくらい打ちのめされました…。
ちゃんと描き続けてきた人達はすごいな…ってこれ、高校生が描いたんだ…私といくつちがいだべが…そっか…。
それくらい素晴らしい作品ぞろいでした…はい。

作品には心めったうちにされましたが(失笑)美術館周りの景色は美しかったです。
一体いくつなんですか?というくらいのご長寿の大木がにょきにょき生えていました。
建物も西洋っぽくてまた素敵。

写真をとるならこちらおすすめ。

そしてこちら
西宮家
入り口のさつきがおそろしくあざやかで立派だった…。
奥の蔵では飲食ができます。
店内には焼き物や角館名物の桜皮細工、藍染めなどの商品がところせましと並んでいます。
店内手前のオルガンが可愛かったな。
和小物が可愛くてお土産買うのにうってつけです。
藍染めもやってるのかな?ぜひ習いたいのだけど。
次はこちらのお店でご飯をいただいてみたいです。



…ちなみに私、歴史が恐ろしく苦手というか弱いというかもう一度小学校からやり直した方がいいよというくらいの知識しか持ち合わせていないので…すいません、各々の武家屋敷についてはリンク先の公式サイトをごらんください…←全然説明になっていない
歴史の街なのに。
歴史が弱いだなんてあんた。


おみやげといえば
もっちりまんじゅう
ふらふら彷徨っていたら辿り着いたのがここのお店。
カラフルなおまんじゅうです。
ふしぎともっちりしていて何個でも食べられました。
色は10種類以上あったかな…。
「どの色がいいですか?」
と聞かれて
「わからん…」
と悩んでるとお店の人が試食させてくれましたが、どれもおいしくて
「全部うまいので全部ください」
とおおざっぱなO型の本領発揮させると、一個おまけしてくれました。
優しいです。
道も優しく教えてくれました。
親切です。
あ、おまんじゅうは本気でどの味もおすすめです。
意外とミルクもうまかった。



補足。
角館の植物ははんぱない生命力を携えています。
どこかの武家屋敷のヤマユリもおそろしく大きく立派でした。
隠れヒールスポットと呼んでいます。
昔は火事とかいろいろ大変だったようですが、綺麗な町並みが今も健在で本当にありがたい限りです。


角館おすすめスポット、また思い出しましたらつらつら書き連ねていきます。

秋田旅行おすすめ~角館

2011年07月28日 | 秋田旅行、秋田のお宿
秋田は「何をしたいか」によって旅先が変わります。
秋田に限らずでしょうけど。
場所によって文化や食べ物、建物、言葉も変わってきます。
温泉やうまいもの、自然、歴史などなど、その目的に応じて場所を北か南か東か西か変わってきます。
一度の旅行で秋田を知る事はまず無理です。
長年秋田に住んでいるうちの父もまだ行った事のない場所が点在しています。
秋田は知れば知るほど深いです。

今日はおすすめ観光スポットをご紹介します。
歴史好き、おいしいもの好き、一人旅好き、ローカル列車好き、そんなな方にお勧めな場所はこちら

「角館」

県外から最もお客さんが訪れるのがここ、角館です。
特に春の桜は有名で、桜見に来るだけで県内県外から車が押し寄せてきます。
こまちもぎゅうぎゅうです。
もちろん見所は春以外にも四季折々の景色が楽しめます。
梅雨時の角館もとてもとても美しかったです。
外観も蔵が並んでいて、タイムスリップしたような雰囲気が素晴らしかったです。
また角館の人々は観光客慣れしているので、秋田ならではの心のこもったおもてなしが期待できます。
私も会う人会う人から心のこもったおもてなしを受け角館が大好きになりました。
それ以前は「桜が綺麗な場所」という認識しかなかったのですが…角館の人は優しかった。
仕事などで人間不信になりかけてる人にもお勧めします(笑)
コンクリートジャングルに囲まれすぎて自然が恋しい人にもお勧めします(笑)
駅前で人力車が待機してますので角館のおすすめを楽してまわりたい人は利用されることをお勧めします。
角館はこれからまた訪れますが、一度目の旅行で行ったお勧めスポットをご紹介。

観光情報センター

まずはここで地図をゲット。
移動するとき便利です。
たまにスタンプラリーなどのキャンペーンをやっているので一度訪れるといいかも。
こちらの方々にもたくさんお世話になりました。
サイトはとても見やすく、写真が綺麗。

渡部なると餅店
はんごろしのごはんにねりあんをつめてお餅にしたもの。
賞味期限は一日の生ものですが、とってもおいしいです。

料亭稲穂
ここの日記で散々おすすめしてますが、角館や秋田の新鮮な旬を味わえるのがこちらの料亭さんです。

写真はお庭。
お庭眺めながら角館懐石を頂けます。オーガニック。
おねだんはお昼は2000~3000円。
晩ご飯もあります。要予約。

写真は6月のメニューです。
食べた事のないおいしいものが振る舞われます。

写真はきりたんぽ。自分で焼く事ができます。もちもちです。
稲庭うどんも出してくれます。ここのが一番おいしかったなあ…おつゆ。
ご亭主も女将さんも気さくな方で、角館のいろんなことを教えてくれます。
「もうちょっとお手軽なお値段で秋田のおいしいものを食べたいな」という場合は、お隣に「食堂いなほ」さんが秋田ならではのお料理を出してくれます。
…ここのカレー、一度食べてみたいんだよなぁ…絶対んめぇ。
他県からのお友達をこちらへご招待しても喜ばれると思います。

安藤醸造
おしょうゆ、おみそ、おつけもの、おいしいものが売られています。

蔵がかっこいい!
蔵の見学も自由にさせてもらえます。
また、蔵の中でお食事を楽しむ事もできます。

とってもおしゃれです。
レトロな喫茶店で雰囲気があります。
特におみそをおすすめします。
おしょうゆもおすすめします。
…要は全部おすすめです。
おつけものはご年配の方から食事に気を遣う主婦の方にまで人気。
いやおつけものに限らず以下略

武家屋敷
歴史好きならぜひ行っておくべき!なのがこちら。
しだれ桜の綺麗な通りをまっすぐ行ったところに立派なお屋敷があります。
古きよき建物がいっぱいずらーーーっと並んでいます。

井戸があったり

とても美しい影絵があったり←お前影絵しか見てないだろという…
小さな売店もあり、お土産を買うこともできます。
京都と縁がある場所の為か、京都のお香もおいてあったり…。
正直、歴史をたどりながら全てのお屋敷を巡るには半日じゃたりないかも。
私は全然足りませんでした。



まだまだおすすめはありますが今日はここまで。
…写真でかくてすいません。


角館をたんと満喫したら、列車で15分くらいの田沢湖には有名な「乳頭温泉郷」もあります。
角館で綺麗な景色と歴史に触れた翌日にまた風情ある乳頭温泉郷に足を運ばれる事をお勧めします。
ただし、乳頭温泉郷までは車があったほうがいいかも…徒歩での移動は結構大変でした。

秋田のイタコさん

2011年07月27日 | 秋田の歴史(若干不確か)
羽後のイタコってご存知ですか?
ウィキペディアに詳細がのっていましたが(どこまで確かなのか怪しいが)昔々秋田にはイタコさんがおりました。
沖縄でいうところのユタさん、もしくはノロさんです。
今で言うところのスピリチュアルカウンセラー?
それがさらにグレードアップしたようなかんじです。
イタコさんは仏さんだけじゃなく神様の声も聞こえます。
秋田に限らず東北全土に神様の声をしゃべったり仏さんの声をかわりに発するイタコさんがおりました。
残念ながら、戦後はぐぐんとイタコさんの数が激減してしまいました。
その昔はイタコさんになるにはとても厳しい修行があったそうですが、今はイタコを継ぐひともおらず、秋田にはイタコさんはいなくなってしまいました。
かろうじて宮城にはいらっしゃるそうですが、いずれも高齢で跡継ぎもいないとか。

羽後のイタコの習俗は国指定文化財にもなりました。
しかし跡継ぎがいなかったのは…本当に残念だ。


さて
イタコさんはいなくなってしまいましたが、秋田にはまだまだ不思議な力をお持ちな方々がいらっしゃいます。
私は昔からそういうお人とご縁があり、色々なところへ行く先々で不思議な方々と出逢いました。
私の身内もたまに相談しに行ってたそうです。
話を聞く限りだと、突然神懸かり変な事を言うような怪し気な事は全くなく、まるでオーラの泉の如くおしゃべりするような雰囲気でした。
怪しい人形が飾ってあったりなんてこともありません。
あたるとかあたらないとか、そういう次元の話はしません。占いじゃないので。
だいたいお心立てとして3000円ほど払いますが、要はお気持ちなので自分が払いたい額を封筒に包んで渡します。

不思議な人情報は全て口コミなので、ネット上ではまず探す事はできませんがご縁があれば逢えるかもしれません。
案外普通の仕事を営んでいたりします。
整体とか、接骨院とか。
運がよければ見つかります。

イタコさんのように厳しい修行をせずとも、最近は突然見聞きできる人が増えています。
秋田に限らずだけど。
それにしても秋田はその土地に何かいるんじゃないかってくらい多いです。
ただし、変な商品売りつけたりぼったくるようなイタコもどきさんには気をつけましょう。


イタコもなまはげの如く復活させる事はできないものだろうか。
イタコさん募集中。
もしくはイタコさんについて詳しい方募集中。