アツミサオリのある日の黄昏時☆日々思う所

もどかしい

ど~ん!アツミです。

今日、人通りの少ない駅の地下道で、両足が不自由な30代くらいの女性とすれ違った。

杖をつきながら、一歩一歩、一生懸命歩いていた。アツミがすれ違って数秒後、「ドターン!」と大きな音がして振り返ると、女性が転んでしまっていた。

慌てて駆け寄ると、「すみません、すみません。」と女性はアツミにたくさん謝った。幸いにも女性に怪我はなかった。アツミは飛んでしまった杖をとり、女性を抱え起こした。近くに座れるところが見えたので、「あそこに座りましょう。そこまで行けますか?」と聞くと、「大丈夫です、すみません。」とまたたくさん謝った。女性は先を急いでいたようだった。

女性が転んでしまった原因は、「点字ブロック」。

点字ブロックに杖も足もとられてしまい、転んでしまったのだ。そのもどかしさにアツミはどうしようもない気持ちになった。目の不自由な人にとってはなくてはならない点字ブロックも、足の不自由な人や車いすの人にとっては逆になるという、このもどかしさ。

「(転んだのは)ちょっと疲れちゃったのかな。もう大丈夫ですから、すみません。エレベーターで行きます。」と女性が言ったので、女性をエレベーターまで見送った。

別れた後に、なんだかわからないけど、泣けてきた。アツミに「すみません。」と女性は何回言っただろう。女性はいつもそうしてたくさん謝っているのだろうと思ったら、泣けてきた。なんだか悔しい気持ちもあったのかもしれない。電車の中で、アツミは鼻をずぅずぅしなきゃいけないほど、なんだかいたたまれない気持ちになった。

なんかもどかしい。

コメント一覧

いがらし
先日観たアニメにこんな話がありました。
ある日のこと、少女はすごく楽しみにしていた場所へ向かう途中で、うずくまっているおばあさんを見かけます。 「おばあさん大丈夫?」と声を掛けると、「大丈夫だよ。ちょっと足をくじいただけだよ。あたしゃ人に心配されるのが嫌いなんだ。だから行っておくれ。」とおばあさんは少女を追いやり、ふらふらと歩き出しました。 少女もずっと楽しみにしていた場所へ行かなければと歩き出します。しかしやっぱり気になりひきかえし、おばあさんにこう言いました。「このままじゃずっと心配でなんだか気持ち悪いわ!だからお家まで送らせて!」

と、まあ、結局少女は楽しみを諦めて おばあさんと支えあいながら家に向かうのですが。。。

で自分何が言いたいのかと言いますと、
この少女はもちろん思いやりがあっていい子なんですけど、おばあさんの気持ちも分かるんです。 心配掛けたくない。迷惑掛けたくない。だからそっとしておいてほしい。 そう思っている人もたくさんいると思うんです。 気をつかわれることが余計に負担になってしまう。。。
だからといってほおってはおけないですし…

むずかしいです。
ユーゴ
誰もが過ごしやすい環境作りって大変ですよね。
設備が難しいのなら、一人一人が気を使うしかないのですが、これまた一段と難しいと思います。
見てみぬフリをする人が多い中で、すぐに助けに入れるアツミさんに改めて惚れました!
わたなべ ひろし☆UP DATE
世の中には、もどかしい事
沢山あるのでしょうね。
外見では、健康そうに見えても
そうではなかったり。。。
生きることって大変です。
一寸先は闇。
人生何があるかわかりません。
毎日を大事にしたいです。
一期一会、出会いを大切にしたいと思います。{カエル}
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