アツミが良く行くファーストフード店のひとつにSUBWAYがある。このSUBWAY、他のファーストフード店と違い，「ソース選び」、「パンとチーズの種類」、「野菜の増減」、「トッピング」、「店員のサービス精神と体調」,「注文時の自分の滑舌」、この6項目の微妙な加減で、同じメニューでも天と地程の差が出てしまうと言う恐ろしくお客に挑戦状を叩き付けるファーストフード店なのだ！アツミの中では店でなく、いかに自分の今欲している味に巡り会えるかを試す戦場である。
一昨日、アツミはSUBWAYで敗戦した。
アツミは数あるSUBWAYのメニューの中で比較的お気に入りである、「クリームチーズローストチキン」を注文した。この注文のタイミングも重要だ。サービス精神大盛で、パンへ具を挟む力加減が上手い店員さんが、サンドを作る係りになっている時に頼むのがベスト。(いくらサービス精神大盛といっても、具を挟むのをしくじると、食べようと包みを剥がした時にえらい事になっているのだ。)アツミは神業のようなタイミングを見計らい、芸術的な注文する事が出来た。ここまでは順調だった。
アツミは「ピクルス少なめで、レタス多めにお願いします」と頼んだ。さらにソースを聞かれて「バジルマヨネーズで」と答えた。アツミはピクルスが好きではないが，食わず嫌い王選手権なら笑って食べられる程度の好み具合。なので、健康のためというのもあるし，サンドされたらあまりわからないという理由から、少なめで頼む事が多い。アツミはちゃんと伝えたつもりになって，「よっしゃ！今日は完全勝利！」と出来上がりを待っていた。
が、アツミはそのとき店員さんの手元を良く見ていなかった。出来上がりを渡され、笑顔で店を出て、死語で言うならそれこそルンルン気分で家路についた。早速サンドをほおばると…。
ピクルスが山のように入っていた…。
「ピクルス少なめにレタス多めに」が「ピクルス多めに」と伝わったようだ…。実食も滞る程に、ピクルス君はえいや！えいや！とアツミサオリを責め立てた。しかもバジルマヨネーズのソースもなかった。いつもはあんなにおいしいはずのクリームチーズローストチキンが、こんな姿になって…。
完全敗北！リリアン編みたくなる程いじけた。
油断禁物。本当にそう思った。これからSUBWAYに行く時は滑舌よくしてから行く事にする。よっしゃあ～～～！かかってこいや～～～～！アツミの戦いはまだまだ終わっていないのだ！
というわけで、アツミは本日ライブin静岡ということで旅立つ事にする。みんな、こんなアツミの歌、聴きにきてくれや～～！
