ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「うらおもて」

2024-11-18 08:13:18 | ひとりごと

前回の記事で、矛盾には必然的と偶然的の2種類存在すると記しました。今回はその続きで滅多に出現しない矛盾の形を見付けましたので、記事にしました。

その前に「ナンプレ 眺めて解こう」さんの Yahoo!知恵袋 への回答手順の一部を勝手に引用してイジリましたので、お詫びを申し上げます。申し訳ございませんでした。

 

今回の題材は、Yahoo!知恵袋 への投稿で次の一手を教えてください。と云う質問で、

        

上の図がその質問図です。私の手順だと回答にならないので、この記事にしました。

        

この図が作品図です。私は「うらおもて」と名付けました。

        

候補数字を入力したこの図から解き始めます。

        

第5行の2で進めて、

        

第5列の5で進めて、

        

第5列の7で進めて、

        

第5行の9で進めて、

        

第8列の8で進めて、

        

右下ブロックの3で進めて、

        

右中ブロックの6で進めて、

        

中上ブロックの1で進めて、

        

中央ブロックの8で進めて、

        

左上ブロックの9で進めて、

        

右下ブロックの4で進めて、

        

この図が質問図に候補数字を入力した図です。

        

7の Loop が出来ています。

        

は3・7の二択マスで、は3と7の唯一の接触マスです。

        

共倒れ では削除されます。

ここで注意して頂く事が有ります。第1行1・2・3列に ふきのとう定跡 らしきもの有ります。ふきのとう定跡 は3個型弱リンクの中に2個型強リンクが在る場合のみです。この図では8の弱リンクの中の7は Loop ですので、ふきのとう定跡 は使えません。

        

7で進めて、

        

第4行の3で進めて、

        

第4行の9で進めて、

        

三国同盟で、

        

は1・5・6の三択マスです。

        

が決まるとが決まりが決まります。

        

そして、が決まるとが決まりが決まります。

        

従って、にはも入れないので削除されます。

        

第9行の5で進めて、

        

4で進めて、

        

1で進めて、

        

8で進めて、

        

9で進めて、

        

4で進めて、

        

6で進めて、

        

1で進めて、

        

8で進めて、

        

正解図のここまでが おまけ です。

 

これからが「うらおもて」の本題です。

        

説明し易いように、候補数字を入力した質問図です。

        

急所はの1・4の二択マスです。

        

「ナンプレ 眺めて解こう」さんは Nishio Logic の大家です。そして、その Nishio の道の一つが上の図です。

内容は、に4が決まるとに4が入り、▢に5が入りに1が入ると云う手順です。これはの4が消えると云う Nishio の必然的な矛盾です。詳しい回答は Yahoo!知恵袋 をご覧ください。11月3日付けの質問です。

        

でも、の4にはもう一つの道が有るのです。に4が決まるとに1が入り、に4が入ると云う手順です。これもの1が消えると云う必然的な矛盾です。

        

二つの図を重ねますと、に4が決まるとには1と4の両方がが入ると云う事になります。言い換えるとでは1と4の両方が削除されると云う事になります。つまり、これもまた必然的な矛盾です。私は初めて見る形です。

        

従って、には4は入れないので削除されます。この二つの道のどちらが表街道で、どちらが裏街道だか不明なので、作品名を「うらおもて」と名付けました。

 

最初の記事は此処まででしたが、あることに気が付きました。

前回の記事のコメント欄に numpl_npm さんから「偶然の矛盾から必然の矛盾を発見する」と云うお題を頂きまして、私は難しいですと返答しましたが、その逆の「必然の矛盾から偶然の矛盾を発見する」を見付けましたので、どうでしょうか?

        

冒頭に記しました「ナンプレ 眺めて解こう」さんの Yahoo!知恵袋 への回答手順の一部を勝手に引用してイジリました。に4が決まるとに4が入り、に5が入りに1が入ると云う Nishio を成立させる必然的な矛盾です。

        

でも、この手順には続きが有りました。に1が入るとに8が入りに4が入るのです。

        

は第1列と云う同じ領域に有ります。つまり、に4を決め打ちすると、で矛盾が生じます。これは仮定法です。必然の矛盾から偶然の矛盾を発見しました。

 

もう一つ

        

に4を決め打ちしても、同じ道を進みに4が入ります。この道は必然の矛盾を持たない最初から 偶然の矛盾 です。

        

二つの図を重ねるとこの図になります。一目左上ブロックでは第1列には4が入らない事が分かります。ドラマでは「偶然の出会いが2度有ると必然の出会いです」と云う台詞が有りますが、これを 必然の矛盾 とするには無理が有るでしょうね。

 

次回は、次の一手は?と云う ✕ への質問で、次の図です。

        

候補数字が抜けているマスが有りましたので、修正しました。

        

どのマスが最初に確定するかは、解く方の力量によって違うでしょうが、挑戦してみてください。

 

ご覧頂きまして有難うございました。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (numpl_npm)
2024-11-19 14:12:24
偶然の出会いが2度有ると必然の出会いが見つかる・・というのはありえるかもしれません。ちょっと考えてみます。
返信する
Unknown (numpl_npm)
2024-11-19 14:19:42
ナンプレでは、ある解き方には対になる解き方がある・・というのは実は一般的です。迷路で入り口から解く方法と出口から解く方法がある・・というのに似ています。
返信する
勉強になります (ナンプレふぁん)
2024-11-19 16:53:42
numpl_npm さんコメントありがとうございます。

やはり貴殿は私より2クラス上ですね。
ある解き方には対になる解き方があると云う事を知りませんでした。
貴殿が先を見るのが上手なのが理解出来ました。私も努力してみます。
返信する

コメントを投稿