阿波おどり用品やまぐちのブログ

阿波おどりを大好きな店主が、用品のよいとこはもちろん、全部隠さずご紹介!

阿波おどりステージ用利休下駄(Pro利休下駄)

2018-03-22 11:20:12 | 下駄、足袋のお話


うちの取り扱う利休下駄を、ステージ仕様に加工した物です。

なんせベースがPro利休下駄なので、こちらもお勧めの一品です。

歯と前部にタイヤゴムを使用しています。

ステージや、練習会場は下駄禁止のところがほとんど。

昔から、踊り子さんは下駄にゴムを貼ったりして

各自で工夫してきました。

ゴム板を加工して使ってみると、結構早くすり減ります。

また、材質によっては、滑り止め効果が無かったりで(T_T)

大変でした。

そこで、、、タイヤゴムなら

耐久性も、滑り止め効果も、転がり係数も(必要か)全て計算されていると、、、

長年かかって、一番適している物を探しました。

写真は28年仕様のゴム貼りですので、

30年仕様と若干異なります。

踊り子さんの生の声を反映しています。



店主お勧めの使い方

ゴム貼りのおかげで

耐久性が上がっていますので、

外練習でも使用すると、下駄の買い換えが確実に減ります。
(商売泣かせですが、長く使って頂きたいです)


メンテ

地元のお客様には、歯ゴムの張り替えも承っています。

ゴムの端が切れてきたら、張り替え時です。

歯、本体が痛んでしまうと、張り替えられません。



遠方のお客様は、、、

送料考えると割が合いません。すいませんm(__)m

パーツ提供は承っています。

阿波おどり用利休下駄(Pro利休下駄)

2018-03-22 08:22:04 | 下駄、足袋のお話


徳島では、知る人ぞ知るこの下駄、

贅沢に1級材を使用、鼻緒も太めの物を使用して

(鼻緒の使用素材にも秘密が)

足の負担を低減しています。

歯も、通常の利休下駄に比べて1㎜太く作っています。

ほんの1㎜、たった1㎜ですが、この結果強度がアップしています。

この下駄は、職人さんが心を込めて

一品一品仕上げた物ですので、

生産数が少ないです。

なので、毎年お盆間近では品薄になります。

実は、今年(平成30年)、徳島市内で取り扱っていた

お店が閉店したそうです。

もう、うちだけの取り扱いです。

少し寂しいですが、、、、、

さて、この下駄の欠点は???

強いていうなら

通常の利休下駄に比べれば少しだけ重いかな?

これは材料の質だから、欠点では無いですが(笑)

あとは無いです。(店主の主観です)

そうそう、色塗りで若干のムラができます。

これは、使用木材が良いので色を弾きます。

そのため、少しだけ色ムラが出ます。

通常の利休と持ち比べたらよくわかりますが、

ほんと木(材質)が違います。

よく、作った物を見れば作った人となりがわかると言います。

この下駄を世にだしてくれた職人さんに感謝しつつ

商いしています。



この下駄の歴史

昔、徳島市内にあった、履き物店が販売していた下駄がルーツです。

その履き物店が閉店したのち、ある阿波おどり用品店が

受け継ぎました。そのお店の店主の方が、

阿波おどりで使うための様々なアイデアを投入。

そして仕上がってきたのがこの下駄です。

何とも歴史がありますが、職人さんもお歳を召してきていますので、

作られるうちは、守り続けたい一品です。