価値観を変えるのは難しい

価値観を変えることは、よっぽどのことがないと難しいです。まして、自助努力だけで、今まで経験で築いた自分の価値観を変えるのはよっぽど精神的に高いレベルの人でないと難しいでしょう。

では、どんな時に、人は価値観が変わる、変えられるのでしょうか。

それは自分の心に大きな影響を及ぼす出来事があった時でしょう。例えば、九死に一生を得る場に遭遇した、大病をした、大切な人の死などは心に大きな影響を与えるでしょう。その出来事がスイッチとして作用し、今までの自分の考えが崩され、パラダイム変化が起きます。

それにより、好き嫌いや安心・不安の基準が変化し、あるいは主体的思考になったり、使命感に駆られたり、受容できなかったものが受容できるようになります。

そして行動様式が変わり、習慣が変わります。習慣が変わると人生、つまり、今後の生き方が変わってくるものです。

結局、頑固な人、傲慢な人を外の手で変えようとしても、作用させることはできるかもしれませんが、スイッチを入れることは出来ません。長年、培ってきた経験にはなかなか勝つことができないのです。

スイッチを押すことができるのは、その人本人なのですから。