カイはリモコンに手をのばして、照明の明るさをかなり落としてくれた。
それでも積極的に動くことはできなかったが、俺は本当に抵抗は感じなかった。
何というか、カイとの関係が最終地点まで来たような気がして、嬉しかったような…という感じ?
「オミ、好きだ… 」
熱い告白を耳元でささやかれると、何だか…
今までの誰とのベッドでも感じたことのないものがあふれて、全身に広がってくるような…
両腕を思わずカイの背中にまわしてからはなおのこと…
カイの優しい指先、はげしい唇…
カイの優しさと熱量にこたえたいけど、どうすれば…
「オミ、大丈夫? 嫌じゃない? 」
「嫌じゃない…でも俺、きっとカイに甘えるばかりになっちゃうよ…あ…」