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日本人先発投手が全滅

2015年04月30日 | SPoRT
ヤンキースの田中将大投手が右前腕部の軽度の張りと

右手首の腱の炎症により、15日間の故障者リストに入った。

右肘靭帯部分断裂で約2か月半離脱した昨年に続くアクシデントで

メジャー復帰まで1か月以上を要する可能性も浮上している。


これで今季、MLB球団に所属する日本人先発投手は“全滅”

現時点で全員がDL入りという異常事態になっている。

近年は「メード・イン・ジャパン」のスターターが

目覚ましい活躍を見せ、メジャーを席巻していただけに

寂しい状態だと言わざるをえない。


今季は、開幕前のオープン戦でレンジャーズの

ダルビッシュ有が右肘の異常を訴えて離脱。

靭帯部分断裂と診断され

トミー・ジョン手術(靭帯再建手術)を受けた。

当然、開幕はDLで迎え、今季中の復帰も絶望的。

復帰までは12~15か月を要するとされている。


また、カブスの和田毅投手もキャンプ中に

左太ももを痛めて、開幕をDLで迎えた。

現在はマイナーでリハビリ登板を続けており

まだメジャーでの登板はない。


昨年、右手中指を負傷して開幕をDLで迎えた

マリナーズの岩隈久志は、今年のキャンプでは

順調に調整を続けていた。

しかし、開幕から3試合で0勝1敗、防御率6.61と不調で

24日から右広背筋の炎症でDL入り。

復帰までに2~4週間を要する見込みだ。


そして、自身初のメジャー開幕投手を任された

田中は2戦目までは防御率7.00と不調だったものの

18日のレイズ戦は7回無失点

23日のタイガース戦は7回途中1失点と好投。

防御率を3.22まで向上させ、2勝1敗と勝ち越していたが

昨年の右肘とは違う右前腕部と手首の異常で離脱した。


最近2年と今シーズンの4月の成績を比較してみると、その違いは歴然だ。

【2015年】

田中将大(ヤンキース):4試合2勝1敗、防御率3.22

岩隈久志(マリナーズ):3試合0勝1敗、防御率6.61

ダルビッシュ有(レンジャーズ):DL入りのため登板なし

和田毅(カブス):DL入りのため登板なし


【2014年】

黒田博樹(ヤンキース):5試合2勝2敗、防御率5.28

田中将大:5試合3勝0敗、防御率2.27

ダルビッシュ有:5試合1勝1敗、防御率2.59

岩隈久志:DL入りのため登板なし

和田毅:マイナー契約のため登板なし


【2013年】

黒田博樹:6試合4勝1敗、防御率2.25

岩隈久志:6試合2勝1敗、防御率1.67

ダルビッシュ有:6試合5勝1敗、防御率2.33



2014年は田中、ダルビッシュが防御率2点台と好調。

ダルビッシュはエースとしての役割を果たし

田中はルーキーながらメジャーを席巻した。

黒田も4月は調子が上がらない中で我慢の投球を続け

その後は怪我人が続出したヤンキース先発陣の中で

1人だけローテーションをシーズン終了まで死守。

11勝9敗、防御率3.71の好成績を残した。


また、岩隈は1か月出遅れながら復帰後は本来の投球を見せ

最終的には28試合登板で15勝9敗、防御率3.52。

和田は7月にメジャー復帰し

13試合で4勝4敗、防御率3.25と奮闘した。



2013年は松坂大輔がインディアンスとの

マイナー契約で開幕を迎えたものの

ほかの3人の日本人先発投手が開幕から絶好調だった。


黒田はサバシアが不調の中でチームを牽引。

地元メディアやチームメートから完全に

名門球団の「エース」として認められた。


岩隈は当時は貧弱だったマリナーズ打線からの

援護に恵まれず、白星は伸ばせなかったものの

防御率1点台と抜群の安定感を見せた。


ダルビッシュもエースとして君臨。

勝ち星、防御率ともに文句のない成績をマークした。



この年は前半戦で3投手の実力が際立ち

防御率やWHIP(1イニングあたりのヒット+四球)の

リーグ10傑にそろって名を連ね続けた。

一時、防御率トップに立った黒田は

後半戦に不調に陥ったものの

岩隈とダルビッシュは最後まで力強いピッチングを続け

サイ・ヤング賞の投票では

ダルビッシュが2位、岩隈が3位に入った。


過去2年と比べてみると、先発投手全員が

DL入りしている現状は、まさに異常事態。

田中も岩隈も復帰までに1か月程度は要すると見られ

しばらくは日本人投手が先発する試合を

見ることはできない。

昨年は黒田、岩隈、ダルビッシュ、田中の誰かが

毎日のように、しかも、先発ローテの柱として

投げていた時期もあっただけに

怪我をした選手の早期復帰が待たれるところだ。

text by Full-Count


今年のApirilaはメジャー初年度を迎えた

日本人選手がいなかったし

(新規に契約したヒトがいなかったからね…)

たぶん、暫くは日本人選手が高く評価される事も

そんなに無いのでは…と思ふている。

だからって、日本人不在になるのはイヤだなぁ。




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