最初の一匹は 中学時代に 子犬を拾ってきた
養女先では一人っ子だったので
子犬はきょうだいになった
でも 一週間もしないうちに養母に捨てられた
反抗期もなかった私は怒って
けん玉を振り回して 玄関にあった水槽を割った
帰ってきた養父に言うと
養母に『勝手に捨てるな❗』と言ってくれた
2匹目は 養父がビーグルをもらってきた
名前は『メリー』
養母は捨てなかった
嬉しくて メリーを自転車の前かごに乗せて走った
ある日夕方 飛び出して タイヤに巻き込んでしまった
泣きながら 家に帰って
養父に『メリーに怪我させてもた?』
養父はタクシーに メリーを乗せて病院へ行ってくれた
帰ってきたメリーは 足に包帯をぐるぐるに巻いてた
養父は『7針縫ったが 大丈夫や』と
それを聞いて また泣いてしまった
怪我が治るまで 家の中に入れてくれた
家を引っ越すことになって 飼えなくなったので
養父が 犬好きな知人にあげた
3匹目は ある日 息子が子犬を連れて帰ってきた
どうしたんと聞いたら
近所のおじさんからもらったと
私が 洗濯を干してるといつもお尻を軽く噛んでた
ある日 息子が夕方になっても帰ってこない
何してるのかと半分怒りながら待ってた
ふと気づいて 犬小屋に走った
やっぱり 犬は外にいて 息子は犬小屋で寝てた(笑)
4匹目は 団地にいた頃
雨がじゃじゃぶりの日に 真っ黒な犬を抱いて帰ってきた
段ボールに入れて捨てられていた
可哀想に思った息子は『おかあさん 飼って 可哀想やろ』
私 『団地では飼えないよ』
息子『じゃあ もう少しこの犬が大きくなるまで』
私 『少し大きくなるまでやで』
寒そうにしてたチビに
ミルクをあげてる息子はうれしそうだった
2ヶ月ぐらい 見つからないように飼った
もらってくれる人を探した
5匹目は 8年前 ホームセンターにいてたダックス
犬の展示会してたので 見回ってたら
咳をしてる犬がいてた
5回ぐらい ぐるぐる回っても気になった
ダックスの前に行って 店員さんに『この犬を下さい』
店員さん『風をひいてますよ』
私 『風邪引いてるから 飼います』
段ボールに入れて 自転車に乗せて帰った
でも ごぼうちゃんに『犬はあかん 生き物はあかん』
『返してこい!』と怒鳴られた
私『(((-д-´。)(。`-д-)))いやや~』
犬の名前は『メリー』にした
飼って4年後に 脊髄炎で亡くなった
6匹目は 今飼ってるアン
アンも ホームセンターにいてた
もう 犬は飼うまいと 犬のコーナーには行かなかった
メリーが亡くなって 寂しかった❗
半年後 犬のコーナーに行ってしまった
アンを見たら ひどくか細い体してた
店員さんに『この犬を抱かせてもらっていいですか』
抱いた瞬間 『この犬を買います』
か細い体でしがみついてきたアンを
置いて帰るのは忍びなかった
帰って 体を撫でたら 異常に気づいた
皮膚炎で かぶれてた
半年ぐらい 自転車で40分かかる動物病院へ通った
7匹目は 今飼ってるダックスのチョコ
アンの餌を買いにホームセンターへ行って
チョコに出会った
生まれて一年 誰にも買ってもらえなかったようだ
迷いに迷ったが 連れて帰った
翌日 チョコが血便をした
ビックリして
自転車で1時間半かかる動物病院に連れてってた
チョコが ホームセンターにいるときに
注射した動物病院だった
環境の不慣れで 神経質になったんだろうと言われた
3~4日は心配したが 元気になってくれた
犬がいてくれたことで 癒されたこともしばしばある
アンとチョコのおかげで 気が紛れたこともある
どの犬も性格は 様々だ
一番のヤンチャは パピヨンのアンだ
私の最後の犬の家族は アンとチョコだ