「なりたい職業」になれる人は、ほんの一握りだといわれていて、大半は夢が叶わないそうです。
夢を叶えて「なりたい職業」になった人で、その仕事で楽しめた人は一体どれくらいいるのか?と考えてみました。
大半は夢が叶わず「なりたい職業」とは別の「生き抜くために働く職業」を選んでいると思います。
その中で「私の(僕の)やりたい仕事ではない」とか「どうして良いのかわからない」などといった悩みや苦しみ、葛藤も生まれます。
それは夢が叶わなかった人だけではなくて、実は自分の夢やなりたい職業についていても、同じように悩みや苦しみ、葛藤を持つということです。
たとえばプロ野球選手。
なれたとして、入ったら自分と同じもしくはそれよりも上の人はいくらでもいます。
その中で人一倍努力をしないと向上しないとレギュラーを取れません。
仮にレギュラーを取れたとして一度でも油断をすると、あっけなくレギュラーを奪われてしまうのも、この世界ならでは。
たった一度の故障で運命が変わったという話も山のようにあります。
なりたい職業になっても、不安や苦しみ、焦りなどはつきまといます。
うちのオヤジ、プロ野球選手のことを「好きなことして金をもらっているなんて良いよな」的なことを若い頃口にしていましたが、とんでもねぇ話です。
将来は約束されていない、実力を維持する苦しみ、怪我や故障への不安、上手くいかない時の焦り、他人と比べてしまう自分、レギュラーを奪われるのではないか?という不安…そして一番はいつクビになるかわからないという恐怖との戦いもあると思っています。
不安や苦しみ、葛藤、悩み、恐怖と日々向き合う生活を送っているのは、みな共通のような気がしてきました。
これが若いときだと「なりたい職業」になれた人にも対して、自身の劣等感や相手に関して嫉妬したり、羨ましがったりするのかも。
そして「こんなはずじゃなかった」って嘆くんだろうなぁ…って。
マインドの問題って、意外と難しく且つ複雑だなって思っている、おばば猫でした😭