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自然災害の記事をまとめました

2016-03-11 09:15:35 | 自然災害
散らばっていた「自然災害」カテゴリをまとめました。
震災後2カ月~1年8カ月、
大槌町、山田町において5回2カ月程度活動した社会福祉士会を通じてのボランティア活動の記録や、
その後の活動や考えについてのカテゴリです。


自然災害


岩手ではブログUPする余裕がなかったため、
Twitter連動を駆使しているので読み辛いと思います。
画像が見えないところはリンクをクリックすると見られます。
連動が切れてしまう不具合が起きてUPできていない日や、
UPする余裕がなかった時も多いです。


私が当時岩手で感じたのは、
近しい人が流されてしまって哀しいということだった。
あちらの方は、「亡くなった」という言葉を使わず、
「流された」と仰ったので、
私も「流された」と言うようにした。
その方が海のどこかに居るような、
不思議な感覚になった。

まだ仮設住宅ができずに、
みなさんが避難所生活を送られていたころ、
私たちにできるのは、
ケアでもソーシャルワークなんでもなく、
ひたすら話を聞いて、
住基ネットにアクセスして、
伺った状況から流された方、生きておられる方を確認して報告することだけだった。
そうやって、
流された方を弔っているような感覚になった。

旧大槌小学校にあった仮設役場につめていたら、
住民の方々の「ああ!あなたは○○さん!生きていたんだね!」という会話が毎日あった。
赤ちゃんがおばあちゃんに連れてこられているときがって、
おばあちゃんが、赤ちゃんに「なんにも知らないんだね」と話しかけていたことを思い出す。
知っている人だけが分かっているものに永遠に立ち入れないことを痛感し、
小さい希望に興奮を感じた。

たくさんの役場の職員の方が流されてしまったのと、
通常ではない業務の連続で、
役場の職員さんが全く休めていなかった。
3カ月目は震災後初めての職員さんお休みの日となった土曜日だった。
盛岡から新採で来られていた若い社会福祉士さんと、
私たちだけの静かな活動になった。
私の1回目派遣の最終日だった。
その時間になったとき、
役場につめていた消防がサイレンを鳴らしたので、
黙とうをした。
突然、10日かの活動中一度も出なかった涙がどんどんあふれてきた。


「伝えてください。今のこと、ここのことを」と何人もの方に言われた。
なので、
伝えることにします。
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