一昨日のこと。
最近は、朝、バイトに行く時は
健康の為に40分くらいだけど
歩いている。
大きい通りから裏道に入って
静かな道を歩く。
前の方に
ゆっくり歩く中学生の
後ろ姿。
わかる。
学校に行きたくないんだね。
背中が。
足取りが物語ってるよ。
胸が痛くなった。
うちの娘と同じ歩き方だもん。
右に曲がる道の角で
足をとめている。
うん。
今は、それ以上は前に進めないんだね。
もうすぐ追いついちゃうな。
声をかけたくなっちゃうな。
無理して行くことないよ。
無理をすれば、するほど傷が深くなる。
突然、くるっと向きを変えて
来た道を
ゆっくりと戻りはじめた。
顔を見ないようにして
反対側の道を
気がつかないフリをして
私はすれ違うよ。
本当は誰にも
見られたくないだろうから。
でも、声をかけたかったよ。
行かなくてもいいよ。
大丈夫だよ。
うちの子は中学も高校も
そんなに行けなかったけど
今は行きたかった大学で
挑戦してるよ。
君は君だけの
君の道を探して欲しい。
私が泣いても仕方ないのに
胸が苦しくなる。
あぁ
どんな子供達でも
もっと明るい顔で
暮らせる世界に
なればいいのに。