TEE

Landscaping Progressive Rock Band

3rd Albumレコーディング - ミキシング、マスタリング

2016-01-13 13:11:34 | News


2016年お正月早々の3日間、3rd Albumのミキシングを行いました。場所はオーバーダビングと同じ都心某スタジオです。



エンジニアA氏は一人朝からスタジオ入りし、まずは最後のトラック修正、その後事前に伝えた曲イメージやメンバーからの要望を元にトラックのバランス、定位そして必要に応じてリバーブ、ディレイなどのエフェクトを加え曲を完成させて行きます。




昨今プラグインエフェクトが主流となっているなか、エンジニアこだわりのハードウエアエフェクトを駆使し、出来る限り"本物"の音作りを追求しました。



午後バンドメンバーが入りエンジニアにより仕上がった音源を試聴、最後の調整、修正箇所を洗い出します。これ以降大きな修正はできないため各自集中して細部まで確認します。時には調整の落としどころで話し合いになることも、できるだけ全員が納得した形になるよう意見交換を行いバンドの総意を出しました。



最終調整中は邪魔をしないようバンドメンバーはスタジオの外に出てしばし待機しました。



そしてバンドによる最終チェック。ここではその場で行える微調整を必要に応じて行いトラックをすべて確定、曲を完成させます。



1日2曲ずつ、3日間フルに使って6曲のミキシングを何とか時間内に完了しました。


仕上がった2Mix音源はやはり1stよりお世話になっているマスタリングエンジニアI氏に送られました。



数日後マスタリングエンジニアI氏よりマスター完成の連絡があり、I氏のスタジオまでマスターCDを受け取りに行きました。



3rdアルバムマスター完成!!、I氏と記念撮影。



過去2作同様フランスMUSEAレーベルからのリリースとなります。完成したマスターCDはCDプレスのため早速フランスに発送します。


今回のアルバム収録曲は全て事前にライブで複数回演奏しその都度アレンジを練ってきました。またベーシックトラック録りからオーバーダブまでに1ヶ月以上時間があり、スタジオアルバムとして完成度を高めるアイディアを十分練ることができました。その結果予定された限られた時間の中でもメンバーそれぞれやりたいことがほぼすべて出せた満足のいく仕上がりになったと感じています。

既にアルバム発売記念イベントが4月29日に予定されており、それに間に合うよう引き続きリリース手続きを進めていきます。


3rd Albumレコーディング - オーバーダビング

2015-12-21 20:52:45 | News


ベーシックトラック録りから1ヶ月以上、いよいよミキシングに向け全てのトラックを確定させるフルート、ギター、キーボードのオーバーダビングを週末2日間で行いました。
場所は今回初めてとなるエンジニアおすすめの都心某スタジオです。



フルートのブース。マイクはベーシックトラック録りと同じもので同様にセッティングし、出来るだけ差が出ないように配慮されていました。


ピッコロもスタンバイ。



ソロは時間の許す限り何テイクも録って追い込んでいきました。限られた時間の中で集中力と精神力の勝負でしたが、その中でベストなテイクが出せたのではないかと思います。



ギターのブース。広く快適な空間で気持ち良く作業することが出来ました。


楽器はベーシックトラック録りで使用した2本に加え、新戦力のG&L ASAT Z-3 Semi-Hollowを投入しました。



マイク、セッティングはやはりベーシックトラック録りとほぼ同じ、マイク・プリアンプはエンジニア持込のこだわり機材を使用しました。



良い環境も手伝ってスムーズに予定をこなすことができました。G&Lのテレキャスターは主にクリーントーンで使用し、その独特のトーンと鳴りを最大限に活用しました。



キーボードはベーシックトラック録りと同様にコントロールルームにセッティング。集中が必要な場面では他のメンバーは気配を消して邪魔をしないように注意しました。


ソフトシンセを使ったあるパートの録音ではその場のアイディアでメンバーのアシストにより音色のリアルタイムコントロール!


真剣勝負の中でも和気あいあいと楽しく作業を進めました。


TEEの多くの楽曲で重要なパートとなっているピアノの録音は最大限集中して取り組みました。



演奏していないメンバーも集中してトラックを聴き、OKテイクの判断、改善点の的確な指示、そして時にはプレイヤーの気持ちをほぐす言葉をかけたりと重要な役割がありました。




ベーシックトラック録りから1カ月以上空いたことで各自十分な事前準備をすることができ、2日間という限られた時間の中で全てのトラックをほぼイメージ通りに録ることができました。

これで2015年の活動は全て終了しました。
2016年4月29日の3rdアルバムリリース記念ライブが既に決まっており、年明け早々ミックスダウンから再始動します。


2015年11月22日 大阪中津 Live Space Vi-code

2015-12-11 10:43:05 | Live Performance



通算31回目のライブは初の大阪遠征、大阪中津 Live Space Vi-codeで開催されたプログレッシブロック・イベント"Cool Japan Progressive Rock!! VOL.1"に出演しました。

・Set list
Intersection
Pulse(3rdアルバム収録曲)
Moonbow(3rdアルバム収録曲)
Mother Earth(3rdアルバム収録曲)
Aurora
(各曲のリンクに曲の解説がございます)

前回ライブと同様に現在レコーディング中の3rdアルバム収録曲を中心としたセットとしました。レコーディングによりアンサンブルの細部まで見直した結果が出た満足のいく演奏ができたと思います。

共演はイベント主催者であるハモスフォルテン畸人楽園Derollin'、それぞれ関西で活躍中の個性豊かなバンドで、多くの良い刺激を頂きました。

ライブ会場や打上げの席では嬉しい再会や今後につながる新たな出会いが沢山あり、実り多い遠征となりました。

改めてご来場いただいた皆様、共演いただいたバンドメンバーの皆様、そしてイベント企画しご招待いただきましたハモスフォルテンの中島様、ありがとうございました。


3rd Albumレコーディング - ベーシックトラック録り(2)フルート、ギター、キーボード編

2015-11-16 13:18:10 | News



フルート、ギター、キーボードは後日オーバーダブの日程が組まれていますが、ガイドトラック録りと、パートによってはOKテイクを出すため、リズム隊と同様3日間集中して取り組みました。



フルートは当然エア録音のため専用ブース内での録音。ライブでは既に活躍しているウン百万円の楽器のレコーディング初投入となりました。


マイクはエンジニア持込のPeluso 251、その筋では有名なヴィンテージマイクの復刻版だそうです。今井がいつもライブで使用しているピンマイクでも合わせて録音しました。




ギターもフルート同様エア録音のため専用ブース内での録音、アンプ、エフェクター等はライブと同じセッティングです。マイクはOnにSHURE SM-77、SENNHEISER MD421 Whiteの2本、Offにフルートと同じPeluso 251がセッティングされていました。SENNHEISER MD421 Whiteは白クジラと呼ばれる珍しいヴィンテージマイクのようです。


ギターはここ数年メインのBacchus 04Empire Spolted Mapleと1980年製のTokai ST-60の2本を使用しました。このTokai ST-60、実は1年半ほど前に米田が粗大ごみで出されていたものを拾ってきて自身でレストアした物。この年代の日本製コピーモデルのクオリティは高く、昨今ジャパンヴィンテージとして重宝されているのが分かる素晴らしい楽器です。今回のアルバムでは全体の1/4程度のトラックをこのギターで録音する予定です。



キーボードはライン録音のためコントロールルームにセッティング。KORG KRONOSとENSONIQ MR76の2台を使用しまずはピアノトラックを中心にレコーディングしました。MR76はすでに発売元が無いヴィンテージキーボードで、その筋では定評のピアノ音源を駆使したこだわりの音色を出すためあえて使用しました。


KRONOSを駆使しピアノ以外のトラックも可能な限りレコーディングしました。



プレイバックを全員で細かくチェック、修正点を洗い出します。


1曲終わると小休止、腹ごしらえと談笑でリフレッシュします。


3日間で無事予定の6曲を録り終えました!


今後は12月中にオーバーダブ、1月初旬にミックス、マスタリングが予定されており、来年春ごろのリリースを目指しています。
詳細は決まり次第随時発信して行きますのでお楽しみに!!

3rd Albumレコーディング - ベーシックトラック録り(1)ドラム&ベース編

2015-11-13 11:14:15 | News



ここ数年間に書き貯めライブでも何度か演奏してきた未発表6曲を収録する3rd Albumのレコーディングに入りました!


まずはドラムとベースのトラックを確定させるベーシックトラック録りを3日かけて行いました。
都内某所住宅街の中にある1st, 2ndと同じ今や通いなれた隠れ家的なスタジオです。



ドラムのセッティング。以前よりさらに増えたシンバル全てをクリアに拾うためアンビエントを含め計16本のマイクがセッティングされたようです。マイク選択とセッティングは過去2作でもお世話になった敏腕エンジニアA氏にすべてお任せ、A氏こだわりの音作りが作品の完成度を上げてくれることは間違いありません。



曲によってはエンジニア持込の珍しいスネアを使用し、曲毎にマイク選択と合わせてサウンドに変化を加えています。


ドラムは3日間が勝負、ここという時の集中力が必要になります。



ベースは以前同様自作のYukio's Bass Factory #0005のみを使用。全てライン録りでエフェクターも何も通さないシンプルなセッティングです。


ライン録りのためベースが同じブースで録音することが可能。最もプレッシャーのかかるドラムの気持ちの支えとなっています。


ドラムのOKテイクが出た後は気になる部分を録り直し完璧なリズムコンビネーションを構築します。



ドラム&ベースブースの入り口付近にはさらにアンビエントマイクが!


まずはリズム隊のお二人お疲れ様でした!!

2015年9月21日 Live House Sanctuary

2015-10-17 15:22:07 | Live Performance


通算30回目のライブはLive House Sanctuaryのプログレッシブロック・イベント"プログレの宴 in 長月"に出演しました。

・Set list
Intersection
Pulse(未発表)
Moonbow(未発表)
Mother Earth(未発表)
Aurora
~ Encore ~
Epimetheus(未発表)

(各曲のリンクに曲の解説がございます)

11,12月に予定している3rdアルバム・レコーディング前最後のライブということで、3rdアルバム収録予定曲を中心としたセットとしました。それぞれの曲にポジティブな感想を頂き、レコーディングに向け良い手ごたえを得ることができました。

共演は京都(滋賀)から幻想的な楽曲にメロディアスかつキャッチ―な歌が特徴のファンタジック・ロックバンドWater Garden。関東のファンが沢山詰めかけ大変盛りあがった素晴らしいイベントとなりました。

改めてご来場いただいた皆様、共演いただいたバンドメンバーの皆様ありがとうございました。

Moonbow

2015-10-17 15:11:59 | Songs


副題 :

作曲 : 米倉
アレンジ : TEE

Moonbowは空気中水蒸気や薄雲により月の周りに光の輪が現れる現象。または夜間に月の光により生じる虹(月虹)のことを指す場合もあります。
この幻想的な天体現象をモチーフにした曲です。

インストゥルメンタル

Pulse

2015-10-17 15:03:24 | Songs


副題 :

作曲 : 米田
アレンジ : TEE

地球、そして地球上のありとあらゆるものはある周期(鼓動)でその営みが進行、変遷しています。我々人間も自然の周期、そして自身の心臓の鼓動によって人生を営んでいます。

インストゥルメンタル

Mother Earth

2015-10-17 15:00:53 | Songs


副題 :

作曲 : 米田、米倉
アレンジ : TEE

文字通り「母なる地球」をモチーフにした壮大な作品です。

インストゥルメンタル

Marine Snow

2015-10-17 14:51:07 | Songs


副題 :

作曲 : 米倉
アレンジ : TEE

マリンスノーはプランクトンの死骸などが海中を浮遊し雪のように見える現象です。それはやがて海底に降り注ぎ堆積します。堆積物は長い地球の歴史の中で地殻変動により隆起し大地を形成します。

インストゥルメンタル