こんにちは ヒデです。
今年も連合の第87回メーデー中央大会に参加してきました。
組合としては毎年の恒例行事であり、労働者の祭典であります。
今年のスローガンは、
「 支え合い 助け合う
心をひとつ力を合わせ、
暮らしの底上げを実現しよう!」
ということで、今年の春闘でも連合が強く言い続けていた、
「底上げ」との表現が示されています。
「底上げ」とは何か?
改めてスローガンを見なながら思ったことは、
賃金一つにとっても、企業によって、業界によって、
年齢によってなど、格差が生じています。
年齢の部分は、ちょっと別のところに置いておいて、
日本全体で考えれば、今まで賃上げできる企業とできない企業で、
差が生じており、格差が広がってしまう。
そうならないように今まで賃上げが難しかった企業も、
賃金の底上げを図り、生活の豊かさだとか経済の好循環につなげていこうとしていると感じています。
いつもこういう話になると、やっぱり考えてしまうことがある。
「なぜ、企業は賃上げが難しいと考えているのか?」
企業によって、その事情はいろいろだと思います。
賃上げができないくらい、経営状況がよくなく立て直しの最中であるため。
もしくは賃上げよりも会社の将来を考えたら、
設備投資をして、新しい機械を導入した方がいいと考えているのかもしれません。
一方で、会社を支えているのは従業員一人ひとりでもあるし、
世の中の状況からかけ離れてもいけないですし、
従業員に目を向けないわけにはいかない。
結局、そう考えると、会社の現状と今後の方向性を共有するしかないのです。
そして、戦略を一人ひとりが考え意見できる環境を整えるしかないのです。
その環境づくりこそ、組合のやるべきことかなと...。
それが、一番、格差是正だとか底上げにつながるような気がしています。
さらに将来的なことを考えれば、
日本全体の人口は減少傾向にある中で、
どの産業においても国内市場は縮小傾向になっていくと思っています。
もちろん需要の変化はあるので、高齢化が進む中で、
新たな市場というのも創出されるでしょうが、
それも一時的なもので長い目でみれば縮小傾向に歯止めをかけることは簡単なことではありません。
(それだけ少子化対策って重要なんでしょうが...)
その結果、賃金の格差は広がっていくような気がいます。
言い方悪いですが、生き残る企業とつぶれるに分かれるということです。
今の日本経済を好循環にするには、どれくらいの収入と支出のバランスがいいのかは知りませんが、感覚として将来は「収入<支出」のイメージがあります。
そのことを考えると、世界を見なくてはいけないと思わざるを得ないのです。
新たな市場の開拓が必要だと。
こういうことは大企業では既にあたりまえのようにやっています。
中小でも、むしろそっちをターゲットにしている会社もたくさんあります。
そういう大きな世の中の状況を踏まえた方法も必要かもしれません。
正直、自分は海外行ったことないし、
できれば日本で安定的なくらいしをしたいというのが本音です。
でも、実際はそういう状況になくなってくるのかなと思います。
なんだか話が飛躍してしまいましたが、メーデーの式典を出て、
連合の神津会長だとか、塩崎厚生労働大臣などの話を聞いて、
そんなことを思ったわけです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます