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<いつでも心に音楽を>
涙が止まらない。自然と涙が溢れてくる。
いつだって目覚める時は涙を流している。
心は揺れ動き、悲しみに打ちひしがれる。
一人孤独に苦痛と闘って死にゆく人たち。
手を握る人もいなければ、背中を擦る者もいない。
やりたい事もあっただろう。行きたい所もあっただろう。
人生半ば、夢も希望もあるはずの人たちが息絶えて行く。
我々人類は驕りがあったのだろう。
自然科学を極めた万物の長と勘違いしていたのだろう。
南に死にそうな人がいようが、行って怖がらなくて良いと伝える者もいない。
科学の粋を集めようが、無力さを知る秤にしかならない。
無力さを思い知った私たちは怒り狂い狼狽する。
怒る気力が尽きれば、おろおろと悲しむ事しか出来ない。
その後に訪れるのは無だ。
年老いたファウスト博士の気持ちが今なら分かる。
ゲーテならばメフィストフェレスをここで登場させるのだろう。
しかしこの世に悪魔はいない。魂の対価を前借りする事も出来ない。
あるのは自然の摂理だけだ。
自然は容赦なく私たちの希望を奪っていく。
それが生存競争なのだろう。
弱肉強食の世界。金を稼いだ者が正義という価値観。
多く皆が憧れ、そして望んできた世界だ。
金の魔力に魅了されない者はいないと信じてきた。
今度の相手は生き物ですら無い。
金の価値観なんて無関係だ。
Vesti la giubba,e la faccia infarina.
(衣装をつけろ、白粉をぬれ。)
La gente paga, e rider vuole qua.
(お客様はここに金を払って笑いに来るんだ。)
E se Arlecchin t'invola Colombina,
(もしアルレッキーナがコロンビーヌを盗んでいっても)
ridi, Pagliaccio, e ognun applaudirà!
(笑うんだ道化師よ、それでお客様は拍手喝采さ!)
どれだけの絶望を味わおうとも、私たちは舞台に立つ事しか出来ない。
なぜならば私たちは人間だから。
~~メンヘラおじさん、お薬増やした方がいいですね。~~
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