タイチってなにしてたの!?

ツララ Corona 89 MSC-HX という竿

ロッドインプレです。

新しい竿ではありませんが、僕的一押しのロッド。

ツララ
Corona 89 MSC-HX

あまりインプレがないので書いてみます。
こちらのロッドは工藤靖隆さんが作った竿。


この人、面白い方で、とある雑誌の自己紹介に

「埼玉在住。海のない県からシーバスを狙う。前世は海賊」

って書いてありました。

雑誌の自己紹介に
前世は海賊
って(笑)
面白い人。

ツララはストローガイドセッティングに興味を持ったのは、風速20mとかの爆風の時に釣りしていたら、ガイドへの糸絡みからガイドが吹っ飛んだという経験をする中で、糸絡みがほぼなくなるという謳い文句を見つけて導入した事がツララとの出会いでした。
最近ではたまーにツララ使ってる人を見ますが、少し前までは中古ショップでもほとんど見かけないメーカーでした。


スピニングのストローガイドは本当に素晴らしく、サーフにて風速20mにて降雪がある環境でもいくらフルキャストしても糸絡みを起こす事なく釣りができます。

そんなツララのストローガイドのベイトロッドがあると知り強く興味を持ち、買ってみたのが
ツララのCorona 89 MSC-HXになります。
パワー表記はMです。
(ツララのパワー表記は当てになりません。同じM表記でもモデルでかなり?大きく!変わります)
ルアーウェイトは6-32gとなっています。
が!
実際は
6-50g
程度までは問題なく使えます。
一度ルアーを後ろに垂らした状態からのキャストならメガドック180くらいまでは投げてます。
気持ち良いウェイトは
15-30g
ですね。
120mmクラスのミノーのキャストが非常に気持ち良い!
いわゆるシーバスルアーど真ん中のロッドです!

ここで、このロッドの素晴らしい点は感度だと思っています。

ツララは
旧素材のチカラを大切にしています。
とHP書いてある通り、パリパリのブランクスではありません。
スピニングは特に感度が良いとは言えないかな。
十分な感度は持っていますが、今のパリパリ感度重視のロッドには到底勝てません。
ベイトで言うと、シマノのエクスセンスジェノスB96も使っていますが、パリパリ具合は比べものになりません。
さらに、どうしてもバーサタイル性を求めるとムチっとしたロッドになり、感度は落ちます。
あまりにムチッとしすぎると、何してるのかわからない場合があり、ルアーの動きがあまりにもわからないと気持ちが落ちてしまう。
集中し続けられなくなります。
しかし、僕が使ってきた1桁g〜50g程度まで投げられる
ビッグベイト以外なら1本で対応できるバーサタイル性を持っているロッドの中では感度はとても良いと感じてきます。
あくまでバーサタイル重視の中での感度な話です。

旧素材を使っているのに十二番な感度もある。
この相反する事をクリアできている理由はストローガイドなのだろうと思っています。

ベイトロッド自体、スピニングと比較するとガイド数が多いので、糸絡みが問題になりにくい中で、糸絡み対策としてのストローガイドの利点はベイトロッドでは感じられませんが、ルアーをキャストして流し出すと、旧素材系のブランクスなのに沢山の情報を手に伝えてくれます。
これはガイドが多い事でラインとガイドの接地面積が増える事が良い方向に繋がっているのだろうと思います。

Corona 89 MSC-HXのガイドの数は18個。
対して同じ8.9ftのフィッシュマンのベンダバール8.9mは12個。
6個も多いのがストローガイドセッティングです。








ガイドが多すぎるから飛距離は落ちるんじゃない?
と思われがちですが、僕が使ってる限りの感覚では、ストローガイドだから飛距離が落ちるとは全く感じません。
スピニングほどではないですが、ガイドとガイドの距離が短い事でラインがより真っ直ぐ抜けていく感覚が気持ち良いです。

そんなこんなで
シーバスど真ん中で
さらにバーサタイル性があり
旧ブランクスなのでトルクを持ち
感度もしっかりと保たれている

そんなロッドが
ツララ
Corona 89 MSC-HX
というロッドになります。

ツララのベイトロッドが気になっている方に少しでも参考になれば。。。
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