不二家に行ってきた

近所の不二家に、僕がきもの作家時代のお客様が勤めているんです。
まだ駆け出しの作家だった僕の作品を気に入ってくれて、
デザインを依頼してくれた方。
その頃からずっと、もう10年以上、不二家のお店でがんばっていた。
おとなしく、変化を求めない、穏やかな方でした。

以前、引越しされてから、電話番号も聞いてなくて、
でも不二家に行くと会えるから、それでよかったんです。
ときどき顔を出して、元気な笑顔を見て、
シュークリーム買って、一言二言会話して。

不二家があんなことになって、ずっと心配していたのです。
再開を聞いて、昨日たずねて見ました。

今月いっぱいで、不二家を辞めるそうです。
本当はもう有給休暇を消化しているつもりだったのだけれど、
人が足りないから、借り出されて、たまたま昨日はいたのだとか。

会えてよかった。

昨日行かなかったら、もう会えないかも知れなかった。

これからは、介護のお仕事をするのだと言っていました。
大丈夫かなぁ、心配だなぁ。
でも、応援するしかないですよね。

新しい世界で、新しい出会いと、新しい感動を見つけて欲しい。
Ｔさん、がんばってください！！